要請番号(JL31518A15)
募集終了
3代目
・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
キンディオ県教育局
3)任地( キンディオ県アルメニア市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国内で2番目に面積の小さいキンディオ県の教育行政全般を司っている。コロンビアの教育制度は、教育省が大枠の教育項目を制定するものの、カリキュラムや指導法などは、地方分権化により各地方自治体の裁量で策定できるシステムとなっている。現在、国内で使用される算数教科書は、地方自治体が、シンガポール、カナダおよびチリの3か国のいずれかを選択すれば教育省から配布されるしくみとなっているが、配属先では、他国の教科書をそのまま使用するのではなく、児童に考えさせる日本の教授法を取り入れた、コロンビア独自の教材を開発すべきと考え、配属先の帰国研修員の発意により、平成26年度2次隊で初代SVが派遣された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、キンディオ大学算数科、アルメニア市教育局を巻き込み、初代SVとともに小学校算数科のカリキュラムの策定と教科書・教師用指導書の作成の活動を開始した。その後、カリキュラムや教材作成に加え、教科書に沿った教授法の研修会、教室内でのきめ細やかな教授法の導入のための支援が必要であると認識し、初代SVの後任と2名のJVが申請され、2018年2月現在、教材の最終チェックと並行し、パイロット校(県管轄2校、市管轄1校)において、研修会が行われている。また、パイロット校に小学5年生までの教科書および教師用指導書を配布し、2022年までの5年間の活動を通じて、教材と教授法の効果を検証するプロジェクトが開始されるととなった。プロジェクト関係者としては、2022年のプロジェクト終了年にこの教材と教授法の効果が確認され、コロンビア独自の教材として全国配布されることを将来の目標としている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. パイロット校教員等を対象に、プロジェクト作成の教科書・教師用指導書に基づいた授業手法の研修会、模擬授業、教具の紹介等を同僚と共に実施する。
2. パイロット校の算数授業に参加し、教科書・教師用指導書に沿った授業が行えるよう、教員の授業をサポートする。
3. プロジェクトで作成された教科書・教師用指導書の改善点を日々チェックし、プロジェクト関係者と共有する。
4. 算数以外でも、パイロット校において、学級運営改善、学校運営改善を積極的に支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
一般事務機器、事務用品
4)配属先同僚及び活動対象者
50歳代女性の小学校・中学校算数教員が主に活動を共にする。2006年「自然科学および数学教員養成システム強化」帰国研修員で、30年以上の教員経験。その他、他のプロジェクト関係ボランティア2名とパイロット校教員、県教育局、アルメニア市教育局、キンディオ大学算数科メンバー等とも協力しながら活動を行う。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
コロンビア着任後の現地語学訓練は、約1か月間、首都ボゴタ(標高2,640m)で実施します。アルメニア市は1480m。