要請番号(JL31519B03)
募集終了
・2020/1 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国立職業訓練庁
2)配属機関名(日本語)
国立職業訓練庁カサナレ地域局
3)任地( カサナレ県ジョパール市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立職業訓練庁は、労働者、雇用者、政府の三者が協力して、当国の老若男女に広く無料で研修受講機会を提供し、各職業分野における熟練工育成と国の産業振興に資すること、国内の製品レベルの向上による国際競争力強化、及び雇用率向上と貧困削減によるよりよい社会の実現等を目的として1957年に設立された国立の職業訓練機関である。全国32県とボゴタ首都圏の計33の地域局を持ち、各地域局傘下の117センターにおいて、長期・短期の様々な職業訓練コースを実施し、年間約300万人が参加する。各地域局は各地域の産業特性に合ったコースを設置。長期コース修了者には労働省認可の修了証が発行される。年間予算約11億米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
カサナレ地域局は1970年代にその前身が設置、2004年に現在の形に再構築され、県内19自治体の技術人材育成を担っている。職員数約320名、年間予算約435万米ドル(2019年度)。同局はカサナレ農産業・企業強化センターを運営しており、同県の主要産業に従事する人材育成、企業強化を目的とした33コースを実施している。同県は生物多様性や天然資源に富んだ「オリノキア地域」に属しており、特に米(コロンビアの全収穫量の約30%を占める)、油やし、石油、天然ガス等が有名である。また、その自然環境(植生、500種以上の鳥類や大型哺乳類、爬虫類等)を活かした観光業や畜産業も盛んであり、県の発展可能性は高い。しかし、多くは個人・零細・小企業が細々と営んでおり、市場ニーズに基づいたサービス提供ができておらず、個人はもとより、県全体の経済力向上への阻害要因となっている。本課題解決のための協力が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同県内で生産される農産物(米、油やし、パイナップル、カカオ、コーヒー、畜産物等)や観光に関する同県内における効果的な市場調査手法について、日本(その他先進国情報含む)の方法を担当教員や学生に教えると共に、現地の実情に合った方法を考案する。
2.学生が行う起業活動の市場調査について指導助言する。
3.個人事業主(多くは零細)が手掛ける製品(多くは食品や民芸品など)の市場調査、販売手法等について助言する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所内の事務物品(PC(スペイン語のみ)、プリンター、コピー機、Wifiなど)
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート(CP):女性、40歳代、1名、経済学専門
関連教員:30~50歳代 男女14名
関連学生:男女18歳以上50歳程度 約2300名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)社会科学 備考:活動上必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
[参考情報]:
・同分野に関する知識と経験があること
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(16~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
コロンビア着任後の現地語学訓練は、約1か月間、首都ボゴタ(標高2640m)で実施します。任地ジョパールは標高約350m。
住居はホームステイとなる可能性がある。