要請番号(JL31519B06)
募集終了
・2020/1 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働省
2)配属機関名(日本語)
国立職業訓練庁ウイラ地域局
3)任地( ウイラ県カンポ・アレグレ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立職業訓練庁は、労働者、雇用者、政府の三者が協力して、当国の老若男女に広く無料で研修受講機会を提供し、各職業分野における熟練工育成と国の産業振興に資すること、国内の製品レベルの向上による国際競争力強化、及び雇用率向上と貧困削減によるよりよい社会の実現等を目的として1957年に設立された国立の職業訓練機関である。全国32県とボゴタ首都圏の計33の地域局を持ち、各地域局傘下の117センターにおいて、長期・短期の様々な職業訓練コースを実施し、年間約300万人が参加する。各地域局は各地域の産業特性に合ったコースを設置。長期コース修了者には労働省認可の修了証が発行される。年間予算約11億米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ウイラ地域局農産業センターでは食品加工・エコ農業生産・畜産・農産企業経営・農業バイオテクノロジーの各コースを開講し、任地周辺を中心としたウイラ県全体の農産業振興、及び過去の内戦被害を受け、教育や就職の機会を失っていた社会的弱者層に対する教育機会提供を目的とした業務を行っている。農産業はコロンビアにおけるGNPの9%、輸出の21%、雇用の19%を占めており、ウイラ県も例外ではなく県の生産性向上・競争力強化のための農業振興を推進している。同県の農産業のうち特徴的なものはコーヒーとカカオである。特にカカオはコーヒーに比べて研究途上であり、同県で生産される上質のカカオ(重金属含有量が0.002mg以下の欧米輸出基準適合)豆の製品化はもちろんのこと、現在は捨てるしかないカカオの実の90%を占める豆以外の部分の効果的な使い方を模索しており、ラボにおける有効成分の検出・特定等に関する支援を要請している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の微生物学・化学・微生物分子の各研究室にて、カカオの実のうち、豆を除いた殻(豆周囲の白い組織、皮の内側組織、外皮)に含まれる様々な有効成分(微生物等)を、
1.特定する。
2.分離する。
3.性質を明確にする。
4.1~3を踏まえた上で、その成分の有効な活用方法について助言する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ナノ分光光度計、タンパク質成分分析計、近赤外線分光計測器、ロータリーエバポレータ、サーモサイクラー、クリーンベンチ、ゲル撮影機、トランスルミネータ、光学/蛍光顕微鏡、撹拌機(温度調整可)等
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート(CP):女性、30歳代、修士、微生物学
その他CP:男女各1名、30~40歳代、微生物学修士、農産業工学修士
関係する講師数:約50名
訓練生数:約500名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:活動上必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
[参考情報]:
・
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
コロンビア着任後の現地語学訓練は、約1か月間、首都ボゴタ(標高2,640m)で実施します。任地カンポ・アレグレ標高は約666m。
住居はホームステイとなる可能性がある。