要請番号(JL31524A06)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会基盤開発庁
2)配属機関名(日本語)
国立歴史メモリアルセンター
3)任地( クンディナマルカ県ボゴタ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、2011年に設立された国立機関であり、約550名が従事している。主にコロンビア国内紛争に関連する資料や口頭証言などを収集・編集・保存・分析し、同様の出来事が将来繰り返されることがないように博物館の展示物や展示情報などを通して和平へ貢献していくことを目指している。管理・運営している博物館は、国内の平和の象徴として機能し、紛争被害者を通して、人権について考える機会を提供したり、展示やイベントを実施することを予定している。年間予算は、約1200万USドル。配属先HP
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、紛争の歴史や被害者の現状を知ってもらうコンセプトの博物館を首都ボゴタに建設中であり、2025年8月に完成予定である。平和の象徴となるような博物館を目指すと同時に、国内外の多くの人に紛争の歴史を知ってもらうことも重要視している。そのため紛争の歴史に関する重要な文書や犠牲者の証言などの管理や情報収集、展示方法(バーチャル含む)の改善、イベントの計画などを実施する予定である。それぞれの業務において、日本の知見を取り入れたいと要望があり、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は、歴史メモリアル博物館の部署に所属し、同僚と共に以下の活動を実施する。
1.日本の博物館学の理論的・実践的基礎を共有する。
2.配属先の事業計画を日本の博物館学と対比し、分析、情報収集、研究、書類管理、紛争の歴史普及などについて改善を提案をする。
3.日本の歴史をコロンビアの歴史と関連付ける可能性を模索し、展示内容の改善を提案をする。
4.外国人を含む来訪者に対してニーズを把握するための調査を実施し、分析したニーズを展示テーマやコンセプトへ反映させるための助言をする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、プロジェクター、プリンター、Wifi
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
40代女性、博士(歴史学)、38代男性、修士(博物館学)
30代男性、修士(博物館学)、30代女性、修士(心理学)
活動対象者:
同僚約90名
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:指導的な立場になるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導的な立場になるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(5~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現在建築中の博物館は、建替えではなく新しい博物館を建設中である。