要請番号(JL31817B23)
募集終了

・2018/2 ・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化伝承省
2)配属機関名(日本語)
人類学と現代美術博物館
3)任地( グアヤス県グアヤキル市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当国の考古学研究は、1950年代に海岸地方で発掘された出土品により、当国が南米大陸中要衝の地であったことが証明されてから注目を集め、発展してきた。配属先は省庁直轄の国内17博物館のうちの一つであり、海岸地方で出土された先コロンビア期の約5万8千点の出土品と3400点の美術品を有している。その前身は1974年に創設され、現在の形態になったのは2010年である。同館のミッションは「考古学的価値のある出土品の科学的分析・保存・展示・説明等を通じて、正しい歴史の理解を促し、当国民のアイデンティティの確立と国民としての誇りの醸成を助けること」である。2万冊の関連図書を有する図書館併設。職員数83名。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の上位目標は上述の通りであるが、その達成のための具体的目標は、同博物館のある当国海岸地方グアヤス県グアヤキル市及びその周辺自治体住民に対し、教育や観光などでの啓発活動を通じて、考古学の面白さや国の歴史に興味関心を持たせることである。観光の中心地にあり、2015年度には約632千人が来館している。同館は施設的には充実しており、その展示などもある程度工夫されているが、その貯蔵品の保管や分類、管理に関する部分では課題が多く、特に専門的な分類とカタログ作成のデジタル化が求められている。また、来館者のうち多数を占める児童生徒に対する展示品説明でのインタープリテーション手法の館内ガイドへの指導も期待され、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先関係者と共に以下の支援活動を行う。
1.博物館貯蔵品のデータ管理整備(デジタル・タカログ作成)の支援。
2.学芸員の能力向上のため、インタープリテーション手法について研修実施等の支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所内の机、椅子、事務用品、調査研究室内PC(西語)等
4)配属先同僚及び活動対象者
文化財調査研究コーディネーター:女性1名
デジタル技術員(考古学):男性1名、30代
学芸員コーディネーター:男性1名、60代
情報チーム(デジタル)コーディネーター:女性1名、50代
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット、水道、電気については、基本的サービスはある。しかし、停電等の問題もあり、常に良好な状態であるとは言えない。