要請番号(JL31819B06)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
サレシアーナ工科大学
2)配属機関名(日本語)
サレシアーナ工科大学
NGO
3)任地( アスアイ県クエンカ市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サレジアナ工科大学は1994年アスアイ県クエンカ市に設立。クエンカの本校の他、首都キト市およびグアジャス県グアヤキル市にもキャンパスがある。
クエンカ校には、電子工学や自動制御学科の他、経営管理、環境工学、自動車工学、電気通信、産業工学、土木工学、獣医学、基礎教育、心理学、会計学など多種の学科がある。多くの学科が夜間も開校している。学生数約6千名、教員数は300名。年間予算は約US$78百万。電子工学研究室を中心に、UNESCOから「包括教育のためのテクノロジー支援」として認定された研究を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の電子工学科は、乳幼児の発達支援、言語の障害や障害児(脳性まひ、ダウン症、自閉症等)、コミュニケーション障害に対する各療法へのITCの活用、先住民族や遠隔地教育に活用が可能な電子機器(ハード・ソフト)の支援、といった弱者支援プロジェクトを行っている。(前出のUNESCO認定の研究プロジェクト)
その協力として、前任者は包括教育やリハビリテーション支援のためのコンピュータやセンサーなど、電子工学・電子機器・ITC関連技術部分で主に活動を実施した。配属先は電子工学の基礎的な知識や技術を有し、地域の脳性まひセンターや特別支援学校と協力しつつプロジェクトを進めているが、実際に成果品を利用する障害者自身や医師・パラメディカルなど関係者の視点や発想に基づく技術的な面からのアドバイスが必要とされており、更なる知識や情報を求め、今回の要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚とともに以下を行う。
1.弱者の立場にある子供たちをサポートする技術やプロットタイプの開発のために、電子デザインの観点からより適切なガイドラインの作成。
2.障害をもつ子供たちの包括教育プロセスの向上を可能にする電子装置や電子ツールのデザイン支援
3. 協力機関における製品テストへの参加と、その結果の研究へのフィードバック(アドバイス)
4.クエンカ市で、配属先や関連大学における関連テーマにおける講義
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
3Dプリンター4台(ANET10、Lulzbot TAZ 6、Rostock Max V3)、PC30台(Core i7、WindowsR、GNU Linux)、マルチメータ(アナログとデジタル)、他
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚兼活動対象者(=研究グループ)
1.博士(経験年数14年、男性、システム工学教授、人工知能及び障害者サポート研究コーディネータ)
2.電子学士4名、コンピュータシステム学士8名
3.学生約40名(電子学科、メカトロニクス学科、コンピュータシステム学科)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・電子工学分野の知識と経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
心身に障害を抱える子供たち等利用者の視点を踏まえた上で、より適切にロボットやITCや電子工学、2D/3D等の技術が活かせるかを伝授・共有する、そのことに応えらえる方が望ましい。ホームスティが基本。