【配属機関概要】

3）任地（ アスアイ県クエンカ市 ） JICA事務所の所在地（ キト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

エクアドル木材産業協会(AIMA)は、森林資源の持続可能な利用および木材産業の成長と競争力強化を目的に1976年に設立された民間非営利団体である。キト市内の事務所の他、アスアイ県クエンカ市の施設にてアスアイ高等技術研究所と共同で木材産業従事者へ各種研修の機会を提供しており、機材の一部はドイツ国際協力公社から供与を受けている。研修ではデュアルシステムが採用され、研修生は研修施設での座学と実習の他、協会が提携する企業にてビジネスチューター指導の下、実践的なトレーニングを受けることとなる。隊員はこの研修施設への配属となり、品質管理向上に特化したカリキュラム作成と研修コース開発に協力する。

【要請概要】

1）要請理由・背景

木材企業、特に中小企業の競争力強化と国内外のマーケットシェア拡大につながる製造過程や管理技術の見直し・改善が急務となっている。AIMAは支援組織として、過去3年間、アスアイ高等技術研究所とともに木材加工技術をテーマとする研修コースをコーディネートしてきたが、教師陣は生産性向上や管理工程改善が専門でなく、かつ同テーマのトレーニングを積んだ経験もないため、当該分野を研修課程(デュアルシステム)に組み込むことができない。研修生は理論を実践に生かすだけの十分な能力を有しており、日本の技術協力により生産性向上に関して知識や技術を習得することができれば、さらに企業へ貢献できる可能性が高く、今回の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と相談し、主として下記の活動を実施する。
1.生産性向上・競争力強化(カイゼン、5Sなど)をテーマとしたトレーニングコースを開発する。
2.研修担当教員が上記テーマの講座を開講できるよう知識拡充を図り、個々の教員の能力強化につながるアクティビティを実践する。
3.実習先企業を訪問し、ビジネスチューターとともに研修生のパフォーマンスを分析する。
4.研修生へ分析結果をフィードバックし、パフォーマンス改善のための有効なアドバイスを与える。
5.3～4を通して、ビジネスチューターの生産性向上・競争力強化に特化した指導力を強化する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース、プリンター、パソコンなど

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教員3名(30代男性、産業工学/30代男性、機械工学/40代男性、産業工学)、チューター1名(40代男性、設計)、コーディネーター(20代男性)

活動対象者:
ラボスタッフ、研修生ほか

【資格条件等】

[参考情報]：

　・木材産業での経験があれば望ましい

　・学歴は関連分野の学士号必須

【地域概況】

【特記事項】

配属先ウェブサイト https://aima.org.ec/