要請番号(JL31822B15)
募集終了
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ロハ県庁
2)配属機関名(日本語)
障害者施設エル・アンヘル
3)任地( ロハ県ロハ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ロハ県庁には、ロハ出身の女性活動家の名を冠したマチルダ・イダルゴ社会福祉部があり、人権、ジェンダー、社会的平等の各課題において、女性や青少年、社会的弱者等の権利促進・保護・回復に取り組んでいる。配属先となる障害者施設エル・アンヘルは、エクアドルの経済社会参画省の支援も受けながら、県庁社会福祉部によって運営されている。同施設には、18歳~64歳までの30名が日常的に通所している。また、すでに地域の学校やその他教育施設へ通学しているが、特別な支援を必要としている児童40名余りに対しても必要に応じてリハビリテーションや教育の機会が提供されている。県庁の年間予算は31百万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同施設の利用者は、感覚障害、運動障害(中等度~重度)、知的障害、精神障害(中等度~重度)等を抱えており、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、特別支援教育の専門家によるケアを受けている。利用者の8割以上は何らかのコミュニケーション障害を抱えているが、同施設には資格を持つ言語聴覚士が勤務しておらず、個々の職員が試行錯誤しながら治療を続けている。加えて、エクアドルでは圧倒的に言語聴覚士の数が少なく、施設側の努力で現地の人材を確保することは非常に困難である。配属先は、日本の言語聴覚士から知識を吸収し、それを少しでも利用者に還元したいと切望しており、協力隊員による技術支援が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力しながら、次の活動を実施する。
1.施設で利用可能な簡易評価を作成し、同僚の協力を得ながら利用者の言語機能評価を実施する。
2.評価に基づき、同僚の意見も取り入れながら、他職種でも実践可能な個別の治療プログラムを立案する。
3.言語発達や評価法、コミュニケーション障害児者への介入方法等について定期的に研修会を実施する(症例検討含む)。
4.施設職員が言語聴覚療法の視点を取り入れた治療やアクティビティを実践できるよう支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
リハビリ室、評価バッテリー(心理)、教材など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
50代女性(博士(心理リハビリテーション、特別支援教育)、経験25年)、40代女性(修士(認知発達、教育)、経験18年)
活動対象者:
施設職員、利用者、利用者家族など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(言語聴覚士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・小児リハビリテーションの経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
利用者の年齢層は幅広いものの、小児へのリハビリテーションが中心となる。