要請番号(JL31822B24)
募集終了
2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
キト市役所
2)配属機関名(日本語)
サンホセ慈善財団 高齢者入居施設
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サンホセ慈善財団は、2001年に設立されたキト市が管理する慈善財団で、児童や青少年、高齢者、障害者等への支援事業を展開している。財団では複数の施設を運営し、配属先である高齢者入居施設を含めてこれまで2名の隊員が派遣されている。高齢者支援事業は大きく分けて3つあり、そのうちの1つが高齢者入居施設オガール・デ・ビダ1(2002年開設)の運営となっている。当該入居施設は、身寄りがなく経済的に困窮している高齢者の保護と生活支援を目的としており、現在、65歳~99歳までの高齢者94名が同施設にて生活している。年間予算は647千米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先に入居する高齢者の多くは認知症を抱えている。作業療法士はアセスメントに基づいてリハビリや余暇活動の機会を提供し、入居者の認知機能や身体機能の維持に努めているが、治療内容の多くが定型化している傾向にある。配属先は作業療法士の知識や技術をアップデートし、入居者へ還元したいと望んではいるものの、エクアドル国内では作業療法士がスキルアップのための研修や講習を受けられる機会が少なく、配属先のみで現状を改善することが難しい状況にある。高齢期障害分野での知見が豊富な日本の作業療法士との協働を強く希望しており、現地スタッフの能力強化と、それによるサービスの質向上に期待が寄せられている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先のスタッフと協力しながら、以下の活動を実施する。
1.感覚運動機能の評価や可能な治療について作業療法士や施設職員へ助言・提案する。
2.認知機能のアセスメントや認知機能を維持するための日常生活上の工夫について施設スタッフへ助言する。
3.日常生活上における身辺動作や家事動作、職業的作業、手芸や工作などの創造的活動、スポーツやゲームなどの社会的活動など、施設内で実施される各種作業活動を補助し、自身の経験を基にアイデアを共有する。
4.認知症に対する運動療法の適用、焦燥感・不安の緩和および判断力・想像力の向上に効果的な介入方法を伝達する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、リハビリ室、ベッド、治療機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
作業療法士(30代女性、経験6年)
活動対象者:
入居者94名、施設スタッフ(医師、PT、ソーシャルワーカー、看護助手など)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・高齢期作業療法の経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先ウェブサイト https://www.patronato.quito.gob.ec/