要請番号(JL31822B32)
募集終了
2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ラタクンガ市役所
2)配属機関名(日本語)
ラタクンガ市慈善財団
3)任地( コトパクシ県ラタクンガ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ラタクンガ市役所が管轄する慈善財団であり、市民に対して安価な医療・福祉サービスを提供している。外来医療センターを有し、一般診療および歯科の他、必要に応じて専門医(外傷科、婦人科、小児科など)による診療も行っており、理学療法、言語療法、心理療法も同医療センターにて提供されている。健康維持・増進を目的とした高齢者への福祉サービス、青少年や子供を持つ女性への職業訓練、農村部へのメディカルスタッフ派遣、こどもの発達支援センターの運営など、各種福祉サービスの提供にも力を入れている。年間予算は40万米ドル。2006年、日本政府の草の根無償資金協力により理学療法関連機器が設置された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
医療センター理学療法部門には月平均925名の患者が訪れ、そのうち80%が整形外科疾患患者である。現在、3名の理学療法士が治療にあたっているが、担当する患者数が多く、複数の患者に同時進行で対応するなど十分なサービスを提供できているとは言い難い。他方、評価に基づく治療計画の立案・実施が徹底されていないため、限られた治療法を適用するのみで効果的な介入が実現できずにいる。前任の理学療法士隊員の助言により、スタッフの間で問題意識が芽生えつつあるものの、課題解決までには長期的な協力が必要と判断され、今回の要請に至った。なお、配属先の理学療法士は、日本の徒手理学療法について学びたいとの要望を持っている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力しながら以下の活動を実施する。
1.同僚理学療法士の抱える課題を分析し、彼らのニーズも踏まえつつ、知識・手技向上のための提案・助言を行う。
2.配属先では実施されていないが有効な徒手理学療法について同僚理学療法士へ提案・助言を行う。
3.同僚理学療法士に対して四半期ごとに整形外科理学療法に関するハンズオンセミナーを開催し(症例検討含む)、知識・手技の獲得を促す。
4.各種治療法を整理したマニュアル作成への助言も求められている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
平行棒、牽引器、ホットパック、アイスパック、治療ベッド、低周波治療器、超音波治療器、磁器治療器、パラフィン浴、プールなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
理学療法士3名(50代女性(学士)・経験35年、40代男性(修士)・経験18年、20代女性(学士)・経験5年)、その他(コーディネーター1名、助手1名)
活動対象者:
アンバト技術大学の実習生、外来利用者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:同僚への助言が中心のため
[参考情報]:
・実習生及び理学療法士への教育指導経験必須
・成人整形外科理学療法の臨床経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
同僚や実習生への助言・指導が中心となるため、医療機関での同様の経験を重視する(最低8年程度の臨床経験)。
配属先ウェブサイト https://patronatomunicipallatacunga.gob.ec/