要請番号(JL31823A28)
募集終了
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
高齢者施設レオンルアレス
NGO
3)任地( インバブラ県イバラ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1926年に開設されたカトリック系の高齢者施設であり、エクアドルの経済社会参画省(MIES)による支援の下、地域の高齢者を受け入れてきた。現在、施設には55名の高齢者が入所し、その多くが極度の貧困や家族の介護放棄が原因で社会的支援を必要としており、施設ではリハビリテーションや栄養管理をはじめとする医療的ケアに加えて、入所者が安心して生活できるよう心理・社会的側面への支援充実に取り組んでいる。障害を抱えた高齢者も入居し、理学療法士や作業療法士、臨床心理士による専門的なケアも実施されている。年間予算は約286千米ドル(うち、MIESによる補助金が約229千米ドル)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、理学療法士、作業療法士、臨床心理士などの専門職および介護スタッフ(看護助手)が一丸となって入所者のQOL向上を目指した支援を行っている。しかしながら、入所者の中には認知症や基礎疾患を抱える者も多く、また老年医学や高齢者介護に対する専門的な知識や技術が十分でないことから、提供できるサービスは限定的となっている。同国内では、介護福祉士のような高齢者福祉に携わる専門職はまだ確立されておらず、個々の専門家が試行錯誤しながら個別介入やグループ活動を実践しており、高齢者福祉で実績のある日本の知見を取り入れた介護予防プログラムや健康増進のための活動企画・運営が望まれている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力しながら、以下の活動を実施する。
1.日本の高齢者介護の知見に基づき、配属先で適用可能な技術の普及を図る。
2.入所者の活力向上や健康増進に寄与するアクティビティプログラム作成と実践に協力する。
3.日本の介護サービスや制度に関する知見を共有し、配属先の活動や施設環境の改善を支援する。
4.アセスメントの実施・活用を支援し、入所者に対する中・長期的な支援計画の策定を支援する。
5.職員の能力強化を目的として定期的に研修会を実施し、高齢者福祉や介護予防の知識定着を図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、リハビリ等治療室
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
看護師(30代女性、経験5年)、作業療法士(20代女性、経験3年)
活動対象者:
施設職員(看護師、看護助手、理学療法士、作業療法士、心理士)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(介護福祉士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚への指導を担当するため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・病院・高齢者施設等での実務経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(13~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)