【配属機関概要】

3）任地（ トゥングラウア県アンバト市 ） JICA事務所の所在地（ キト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

トゥングラウア県は山岳地域中央部に位置しており、当国で最も工業の発達した県である。県内9地区からなり人口は約59万人、主要産業は工業(自動車製造、皮革、繊維・縫製)、農業、観光業等。配属先の生産部は、競争力強化、農業、観光、マーケティング4つのユニットからなり、各分野で情報や技術提供などを実施している。職員数約460名、年間予算約87百万米ドル(2022年度)。同県庁には、これまでに2名のJICA海外協力隊が派遣されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

隊員が活動予定の農業ユニットは、主に畜産業と耕種農業に分かれ、それぞれの分野で技術提供を行っている。県内には約500人以上の養蜂家(約150以上の組合)が登録されており、各々が独自の技術で生産している。そのため、養蜂の周辺自然環境に与える影響や蜂病などに関する情報が不足しており、効率的な生産に課題がある。養蜂家からは、生産量の増加と加工品の多様化により、収入の向上につなげたいとの要望があるが、配属先にはこれらのニーズに対応できる技術者が不足している。隊員には、養蜂家と共に現状の評価をしながら、新たな加工品開発や生産性の向上に関する助言が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚や養蜂家と協力し、以下の活動を実施する。
1. 養蜂に関する現状の調査を行う。
2. 効率的な養蜂と品質向上について助言する。
3. 養蜂組合に向けた講習会を企画、実施する。
4. 販売フォーラムへ同行する。
5. 加工品(化粧品、健康食品など)に関するアイディア提供、加工の実践、マーケティングのサポートを行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務所、養蜂場

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:生産部部長(男性、50代、JICA帰国研修員)、農業ユニットコーディネーター(男性、40代、経験30年)、養蜂技術者(男性、50代、経験30年)、技術者(女性、40代、経験15年)
活動対象者:県内500名の養蜂家(約150の組合組織)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・蜂蜜や農産物の製品加工経験

【地域概況】

【特記事項】