要請番号(JL31823B17)
募集終了
・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家高等教育科学技術革新庁
2)配属機関名(日本語)
国立ロハ大学 実験ステーション管理部
3)任地( ロハ県ロハ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立ロハ大学は1859年に設立された総合大学で、文系、理系合わせて5学部47課程を有している。また、大学には複数の実験ステーションがあり、配属先である実験ステーション管理部がこれらの管理を担っている。このうち活動対象となっている「エル・パドミ」実験ステーションはエクアドル南東部のアマゾン地域に位置し、約100haの敷地面積のうち7割以上が森林に覆われている。ここでは農業、畜産、森林、環境、観光に関する演習や研究が行われている他、敷地内には植物園やシードバンクも併設されており、植物種の研究も行われている。年間予算は約3千8百万ドル(2022年)。過去に1名のシニア隊員(遺伝子バイオテクノロジー)の派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
「エル・パドミ」実験ステーションが位置するアマゾン地域は自然豊かで生物多様性に富む土地であるが、近年は違法な鉱山採掘によって地域一帯の環境破壊が進んでいる。特に採掘が盛んな支流域の汚染が激しく、環境回復が喫緊の課題となっている。配属先では、フィールド調査や「エル・パドミ」での森林再生実験を進め、森林破壊が進む地域の環境回復に貢献したいと考えている。具体的には、サンプルの収集、収集した植物の特徴や利用方法の整理、植物の繁殖や生育実験、実験から得られたデータの体系化、知見の共有などが想定されており、森林再生の専門知識を有するJICA海外協力隊員との協働が望まれている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と相談しながら、以下の活動を実施する。
1. 対象地域に適した植物種を調査し、植物の生育特性や環境への適応力、バイオマス、環境や病害虫への耐性力などの情報収集を支援する。
2. 実験で採用する植物種の選択や、さまざまな条件下での育苗を支援する。また、フィールド実験のためのパイロットサイト選定について助言する。
3. 得られたデータを体系化し、公開することで公的機関や企業が参照できるようなシステムづくりを支援する。
4. コミュニティレベルでの成果普及に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース(机、椅子、パソコン)、その他事務用品(共用)、工具、植物標本、GPS、土壌分析研究室など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:管理者(40代男性、経験30年)、コーディネーター(40代男性、経験20年)
活動対象者:教員、学生、エル・パドミのスタッフなど
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)