要請番号(JL31823B19)
募集終了
・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
フェイアレグリア財団特別支援学校
NGO
3)任地( サントドミンゴデロスサチラス県サントドミンゴ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先フェイアレグリア財団は1955年にベネズエラで設立された財団で、中南米を中心に23か国に拠点を持ち、主に貧困層や社会的弱者への均等な教育機会の提供と職業訓練支援活動を展開している。エクアドルには1964年に支局を設置し、現在では国内14県に80センターを開設している。配属先の特別支援学校は、1984年に設立された幼稚園から高校までの一貫校である。同学校は人口約45万人のサントドミンゴデロスサチラス県唯一の特別支援学校であり、県内各地から多くの障害児を受け入れている。年間予算は9百万米ドル(2021年)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同学校には自閉症学級、知的障害学級(重複障害含む)及び聾学級があり、在籍児童生徒数は約170名である。同学級には教員、心理士及び理学療法士が配置されている。大多数の教員は、教育省から派遣されているが、全員が専門知識を有しているとは限らない。また、社会の障害に対する理解不足、さらに2020年以降はパンデミックにより深刻な経済格差が起きていることで、障害児への早期発見・介入が遅れており、障害児の置かれている環境は悪化の一途を辿っている。配属先は、なんとか支援を継続するために、企業などからの支援も集めつつ、最善の教育機会を提供するため奮闘している。隊員には、日本での特別支援教育の手法を取り入れることで、障害児の置かれている環境をより良いものとすることが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 各クラスに参加し、課題や改善点を抽出する。
2. 個々の障害の程度や実態に合わせた対応・指導に関する助言、提案を行う。
3. 卒業後を見据えた日常生活訓練クラス、職業訓練クラス(パソコン、絵画、裁縫など)を担当している教員に対して助言を行う。
4. 同僚に対して、日本の特別支援教育(カリキュラムや教材など)を紹介し、その知見を共有する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース(机、椅子)、パソコン、プリンター、各教室、日常生活訓練室(台所、寝室、トイレなど一人暮らしに必要な設備一式)、職業訓練教室(裁縫道具一式、絵画道具一式)
4)配属先同僚及び活動対象者
学校長(男性、30歳代、経験12年、手話通訳者)
教員及び心理士30名(30歳代から50歳代まで)
活動対象者: 児童・生徒および保護者
自閉症学級(16名)、知的障害学級(97名)、聾学級(42名)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:配属先同僚とのバランス
[汎用経験]:
・特別支援学級での活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(20~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)