【配属機関概要】

3）任地（ セントラル県イタ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

国立職業訓練局(SNPP)は、産業界の需要に見合う人材育成を目的に1972年に設立された技術教育機関である。全国に16か所の地方事務所および10か所の訓練センターを展開しており、イタ支局はその1つ。電子科、自動車科、産業電機科、一般機械科、冷凍空調科などの単位制の一般短期コースがあり、18歳以上を対象に職業訓練を実施している。2018年3月からは、2年制短期大学に格上げされ、より高度な人材育成が期待されている。また、周辺地域の日系進出企業と連携協定が結ばれ、従業員限定の特別コースも実施。現在、冷凍空調技術のシニア海外ボランティアが活動中。自動車整備科での要請は初めて。教職員約60名。

【要請概要】

1）要請理由・背景

2018年3月には短期大学として、地方企業の中核的存在になりうる自動車整備分野の中堅技術者・指導員の育成を目的とした2年課程コースがスタートする。これまでの単位制の一般短期コースに加え、短大として新たに自動車科が新設される。コンピュータを駆使した故障診断システム技術の習得、電子制御技術が重要な指導内容となる。指導者の知識・技術および指導力の向上、教材やカリキュラム改善などが急務であるが、国内人材だけでは対応が難しく、本要請がなされた。教員の専門知識及び技術の向上、短大としてのコース内容の充実、学生への直接指導など、幅広い活動が期待されている。当国では近年車輌が急速に増加しており、日本メ-カ-車も多く流通しており、自動車整備は整備工場など就職にも有利な分野で若者に人気のある業種である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚教員と共にクラスを担当しながら、以下の活動を行う。
1. 短大自動車科としてのカリキュラム全般改善について共に考え実践する。
2.?コンピュータを使った故障診断に関し電子制御燃焼噴射装置や電気系統のメンテナンスについて改善提案を行う。
3. 実習教材の作成を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

エンジンモデル、一般的な整備用工具一式、故障診断用コンピュータ(新規導入予定、機種等未定)他

4）配属先同僚及び活動対象者

支局長:男性 30代 大卒
同僚:男性 50代 技師 指導経験15年
指導対象者:短大生合計50名 17-25歳(予定)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】