【配属機関概要】

3）任地（ イタプア県 ナタリオ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 9.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イタプア大学は、パラグアイ南部地域における専門分野の人材を養成することを目的として1996年にエンカルナシオン市に設立された国立大学である。要請元である農学部は2004年に設立され、エンカルナシオン市から東方約125キロに位置するナタリオ市に校舎を構えている。同校は農学部の他、法学部、経済学部があり、農学部の生徒数は約90名(2017年6月現在)。同校は実習用の圃場や研究室等の設備がある他、同圃場では学生への実習以外にも、近郊農家を対象にした技術指導も行っている。現在、同配属先で青年海外協力隊(JV、家畜飼育)が活動中(2018年3月まで予定)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先では学生を対象に野菜栽培に関する教育を行う他、近郊農家に対しても同様の技術指導を実施している。特に近年では近郊の小規模農家に対する技術支援に力を入れ、各農家が栽培する野菜の種類を増やし、品質改良を行い、より商品価値のある野菜の栽培技術の普及を実践している。しかしながら、指導者不足により農家に対し継続的な支援が行えないことが課題となり、成果が得られていないのが現状である。また、学生への指導については、野菜栽培技術全般、特に菌や病虫害防除に関する知識が不足しているため、配属先は教員の野菜栽培に関する知識や技術レベルの更なる向上を目的に本要請に至った。また、近郊農家グループ(10-12家族で構成されている)は週に3回の朝市を開催しており、商品の売り上げ向上に係る助言も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.近郊農家を訪問し、野菜栽培に関しての技術指導(栽培、灌漑技術、土壌管理など)を行う。
2.大学が所有する実習用試験場にて、学生に対し野菜栽培に関しての技術指導(栽培、灌漑技術、土壌管理など)を行う。
3.研究室にて野菜に係る菌や病虫についての講義の支援を行う。
4.近郊農家グループ(約10家族)が週3回実施している朝市の開催に関するアドバイスを行う。(陳列方法、広報等)

※主な野菜の種類:トマト、キュウリ、ニンジン、玉ねぎ、キャベツ、レタス
活動時間:月-金 7:00-15:00

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

実習用圃場、農機具全般、顕微鏡等

4）配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート:1名(男性 40代)
農学部教員:10名
農学部学生:約90名
指導対象農家:約20家族(うち、約10家族が農家グループを組織している)
※対象農家が多い場合は、対象地域等を限定することも可能

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】