要請番号(JL32419B05)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働雇用・社会保障省
2)配属機関名(日本語)
国家職業訓練局ビジェタ支局
3)任地( セントラル県ビジェタ市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
労働雇用・社会保障省管轄下の国家職業訓練局(SNPP)は、産業界の需要に見合う人材育成を目的に1971年に設立された技術教育機関である。全国に16か所の支局および10か所の訓練センターを展開しており、ビジェタ支局はその1つ。自動車整備科、産業電機科、工作機械科、情報科、冷凍機器・空調科などの一般短期コースがあり、18歳以上を対象に職業訓練を実施している。これまでビジェタ支局ではJICA協力実績はないが、近隣のコロネル・オビエド支局及びイタ支局では、無償資金協力や技術協力プロジェクトが実施され、2018年3月までイタ支局にてSV(冷凍機器・空調)が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地は首都から南方約30Kmに位置し、人口約4万の製造業の盛んな地域で若手工場従事者の需要が高い。配属先は地域の産業人材育成に大きく寄与してきており、オートバイ組立加工、造船などの分野に多くの人材を輩出してきた。溶接科は2016年に開設され、初級レベルコースのみ220時間(座学60H、実技160H)、年4回開講。1コース約11週間のコース設定。受講者は平均15~16名で、30%程度は女性である。現在、造船所での豊かな経験のある担当講師が指導している。当分野は、技術革新が目覚ましく、同業界での人材育成・輩出のため、配属先としては新しい技術の導入、指導マニュアルの改訂を図り、全国にある各支局に普及したい意向である。そのためにも専門人材からの支援が必要であり本要請に至った。同地域には、造船の日系企業も進出しており、溶接工人材のニーズは高い。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
溶接科において、、以下の活動を行う。
1. 受講生に対し、被覆アーク溶接(SMAW)、ティグ溶接(GTAW)、ガスメタルアーク溶接(GMAW)の基礎技術を、同僚と共に指導する。
2. 配属長と同僚が中心となって行う指導マニュアルの改訂を支援する。
3. 単元に応じた実習教材の整備を支援する。
4. 実習場の維持管理を支援する。(5Sの普及・定着支援)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各種溶接機:MAG-MIG PCT-500TC?5台,TIG INV-250M?2台,Corte Plasma CPI-150?3台、グラインダー、その他溶接関連備品(ヘルメット等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・所長:女性(40代)、所長経験1年
・溶接科講師男性(60代)、勤務年数2年、造船所勤務35年
活動対象者:
・溶接科受講生(80名/年、18~30歳代、男性7割・女性3割)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:活動上必要不可欠
[参考情報]:
・JIS被覆アーク溶接 N‐2V、2H、2Оの
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
夜間コースは18~22時。受講者の申込状況に応じて、午後コースの支援も行う。常時開設するのは夜間コースで、カウンターパートと共に講習を担当する。夜間の移動に関しては、配属先が責任を持ち対応する。
住居はホームステイ(または離れ)となる予定。