【配属機関概要】

3）任地（ アルト・パラナ県エルナンダリアス市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

労働雇用・社会保障省管轄下の国家職業訓練局(SNPP)は、産業界の需要に見合う人材育成を目的に1971年に設立された技術教育機関である。全国に16か所の支局および42か所の訓練センターを展開しており、配属先のアルト・パラナ支局はその1つ。主に18歳以上を対象に職業訓練を実施しており、多種の短期訓練コースの他、2019年には短期大学部に自動車科が開設された。同支局には隊員派遣の実績はないが、SNPPでは技術協力プロジェクト「産業界のニーズに応える高度技能人材育成プロジェクト」が実施されている(2020年5月終了)。SNPP全体の年間予算は約330万米ドル(2018年度)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先があるエルナンダリアス市はブラジルとの国境近くに位置し、税制が優遇されている工業地域(マキラドーラ)や企業が多く存在する。また、ブラジルとの国境にかかる第2の橋の建設が計画されており、汎用的な管理技術(品質管理、生産性、工程管理等)を用いて活躍できる高度技能人材や技術者の需要が高まっている。配属先の短期大学部メカトロニクス科では2年間に座学715時間と実習1,285時間となっている。配属先の実習室には基本的な機材はあるものの、前述のような現在の需要にあった人材育成を行うための、学習環境づくりへの助言や、学生や講師に対しての技術支援が必要とされており、また短期大学のカリキュラムには5Sの授業が必修であり、5Sの定着への支援も求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

隊員のこれまでの経験を踏まえ、以下の活動を行う。
1.同僚講師が実施する座学及び実習を支援する。
2.カリキュラムや授業、実習内容の改善に対し助言・支援する。
3.授業観察後、講師へのフィードバックを行う。
4.日本の教育に関する情報共有を行う。
5.5Sの日常的な実践を支援する。
(※授業は午後4時～9時の枠で行われる。)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各種実習装置:FMS多品種少量生産システム(行程制御/製造サブシステム)、機械設備保守実習システム、オシロスコープ、デジタルマルチメーター他

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先:
・学務主任:女性(30代)
・同僚講師:男性(30代)
活動対象者:
・インストラクター:男性2名、女性1名(20～50歳)
・電子工学科学生:100名程度/年 (18～50歳、男性8割)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居はホームステイ(または離れ)となる予定。