要請番号(JL32723B08)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境省
2)配属機関名(日本語)
国家自然保護区管理事務局(SERNANP)マチュピチュ歴史保護区事務所
3)任地( クスコ州クスコ市 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
SERNANPは全国に76ヶ所ある国立自然保護区の管理及び生物多様性の保護を統括する機関。環境省の下部組織として2008年に設立され、国立公園をはじめ自然保護区とその生態系保護、管理の他、自然環境保護を担う関係機関(州政府、市役所、民間組織)との連携促進や地域住民への環境教育、啓発活動も行っている。配属先が管轄する保護区は約3.2万ヘクタールと広大で、世界的に有名な遺跡があるだけではなく、森林地帯、険しい山々や雪山など多様性のある地域である。配属先は、保護区に生息する動植物の生態系の調査・保護や、保護区周辺住民に環境啓発活動を行っている。2022年12月まで林業・森林保全隊員が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マチュピチュ歴史保護区は、マチュピチュ遺跡に加え、遺跡周辺の自然環境はペルー全国の約1/4に相当する種類の鳥類、ラン科植物等多様な動物相・植物相を含んでいることから、1983年にUNESCOの世界遺産(複合遺産)に登録された。配属先は、2013年にマチュピチュ遺跡に至るトレッキングルート(インカ道)の入口にビジターセンターを建設しており、同センターを拠点として地域住民、トレッキングルート利用者や荷物の運搬を行うポーターに対し、同歴史保護区が有する文化・自然資源の保全に関する啓発活動を促進している。更にクスコ市内の学校においても環境啓発活動を展開したいと考えており、これらの支援が可能なJICA海外協力隊員の派遣が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚と共に、クスコ市内及びマチュピチュ歴史保護区において以下の活動を行う。
1.自然環境(特に域内の動植物や生態系)保護の重要性や意義を伝えるための環境教育、啓発活動の実施。
2.1.を行うための教材(ポスター、パンフレット、冊子等)の作成とその助言。
3.対象地域の教員や住民を対象としたワークショップの実施。
4.ペルーの環境カレンダーに沿ったイベントの企画や環境フェアの実施。
5.保護区に生息する動植物をSNSを通じて紹介し、保護区の広報に貢献する活動。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
クスコ市内事務所(事務机、PC、プリンター等の事務機器、コピー機、事務用品、啓発用資料・教材)
保護区内ビジターセンター内(展示スペース、インカ道入口、宿泊施設等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先代表:50歳代男性(地理学者)
環境教育担当:40歳代女性、生物学士、経験13年
活動対象者:パークレンジャー、地方自治体、地域住民、教育関係者、観光客等
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験
・自然保護やエコガイドに関連する活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(0~22℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・原則、住居はホームステイとなる。また、保護区での活動の際には配属先の監視所内宿泊施設にてパークレンジャーと共同生活することになり、食事や清掃は輪番制となる。
・文化無償資金協力「マチュピチュ歴史保護区ビジターセンター機材整備計画」により常設展示等機材整備が行われている。