要請番号(JL32723B23)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
「アルトゥーロ・ヒメネス・ボルハ」プルチュコサイト博物館
3)任地( リマ市アテ区 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都リマ市に位置するプルチュコ遺跡は、インカ帝国期とその前のイシマ期(11~13世紀)の文化遺産であり、高い歴史的・文化的価値を有する遺跡の一つである。インカ帝国とスペイン植民者との紛争の遺跡も残っており、世界的雑誌に掲載される等、注目されている。配属先は1960年に設立された中南米で最も古いサイト博物館で、約70haの遺跡を管理・研究するとともに、同遺跡以外で発掘された文化財も保存している。また研究や展示以外にも、周辺コミュニティや学生向けワークショップ等文化教育も、積極的に実施している。これまでに、米国大使館から1万ドル相当の機材供与があった。2023年の年間予算は196千USドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同サイト博物館には、プルチュコ遺跡およびその他で発掘された文化財、合計1万7千点以上を保管している。今般、ペルー文化省では、国が管理する文化財目録システム(SIGCO)への登録作業を全国各地の博物館にて推進しており、配属先でも同システムへの登録を急務としている。登録には、各文化財が適切に撮影された写真の登録が求められるが、同博物館は写真家を要しておらず、スタッフが写真を撮影しているため、写真の質(明るさ、手ブレなど)が基準に達していないケースもある。そこで、隊員は調査・収蔵品管理部門に所属し、これら文化財の撮影を進めるとともに、登録用写真やその他写真撮影のノウハウを同僚らに助言することも求められており、コミュニケーション能力は必須。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
以下の活動を、配属先スタッフと協力しながら実施する。
1. 博物館収蔵品のデジタル写真撮影し、文化省が管理している文化財登録システムへの登録作業
2. サイトの遺跡の構造などの撮影を通じた、調査補助
3. 博物館が実施する文化財保全活動(イベントなど)の撮影、協力
4. 同僚のデジタル写真撮影技術が向上するよう、助言・講座等の開催
5. 無料開放日に訪問者に向けた写真撮影技術ワークショップの開催(※)
(※ペルーの公立博物館では、月に1度無料開放し、当日は市民に向けたワークショップなどのイベントを開催している)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
Canon DS126431
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:館長(60歳代・女性・考古学者)、
教育担当(30歳代・男性・ツアーガイド)
その他博物館スタッフ 約14名
活動対象者:同僚約8名、イベント来場者
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動上求められる水準が高い
[参考情報]:
・撮影指導経験があると尚よい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(砂漠気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・現在、一般文化無償「アルトゥーロ・ヒメネス・ボルハ」プルチュコサイト博物館文化財研究・教育機材整備計画」による協力準備中である。
・住居は原則ホームステイとなる。