要請番号(JL32723B24)
募集終了
2代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
国立ヴィクトル・ラルコ・エレラ精神科病院
3)任地( リマ市マグダレナデルマル区 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1918年に設立され、ラテンアメリカで最も古い歴史を持つ精神科病院の一つであり、精神科医、ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、臨床心理士などの専門職員が働いている。入院、一般外来、救急外来で診療する他、医師部、看護部、依存症科、臨床心理科、栄養科、薬剤科、リハビリテーション科、社会福祉科に分かれ患者対応している。敷地内には10棟の入院病棟があり、18歳から90歳代までの350名が入院している。患者の社会復帰を目指しているものの、ペルー国内では精神障害者への差別や偏見が未だ根強く残っており、身寄りがなく、他受け入れ機関もないことから、患者の約8割は社会的入院を強いられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先となるリハビリテーション科では、作業療法と理学療法に分かれ患者にリハビリ―ションを実施している。ペルーでは、作業療法を専門的に学べる機関が少なく、技術の向上が難しい。より質の高いリハビリテーションを実現するために、隊員には同僚と共に作業療法を実施・実践的なアドバイスをする他、日本で実施しているようなプログラム(運動、リラクゼーション、学習、芸術、創作、所外活動、疾患別プログラム)を紹介することが期待されている。現在、本要請の前任者となる作業療法士隊員が活動(2024年5月まで)している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
精神科医、同僚作業療法士らと共に、以下の業務を行う。
1.患者に対して作業療法プログラムの実施
2.同僚に対して作業療法プログラムの内容の見直しとアドバイス
3.同僚に対して日本で実施している作業療法プログラムの紹介
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンピューター、机、手工芸用品、木工作業用品など各種リハビリ器具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
リハビリテーション科担当精神科医:1名(女性30代)
作業療法士:2名(男性60代、経験年数30年以上)助手4名
活動対象者:
同僚7名および入院患者(約100名)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:配属先スタッフとのバランス
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
[参考情報]:
・精神科病院、精神障害者施設での実務経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(砂漠気候) 気温:(12~32℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は原則ホームステイとなる。
2009年から2012年にかけてJICA技術協力プロジェクトで実施された研修(暴力被害住民への包括的ヘルスケア強化プロジェクト)に複数名の配属先医師が参加している。