要請番号(JL32724A04)
募集終了


4代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国際協力庁
2)配属機関名(日本語)
クントゥル・ワシ文化協会
NGO
3)任地( カハマルカ州サン・パブロ郡 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
東京大学古代アンデス文明調査団が1988年以降クントゥル・ワシ遺跡で発掘した南米最古の黄金装飾品などの展示を行うために1994年にクントゥル・ワシ遺跡博物館は開館した。開館・改修時の建設費の一部は日本政府から援助を受けている。同館は落成式と同日に配属先へ寄贈され、以降、日本の考古学者らの助言・支援を受けながら、博物館の維持・管理・運営をしている。2000~2003年にかけてはUNESCOから同遺跡の復元・保存に係る支援を受けた。クントゥル・ワシ文化協会会員は約100名で、その中から選抜された運営委員会メンバーが、受付やガイド、経理などの役割を担っている。年間予算は約2,700米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、博物館の運営・維持管理の支援や情報発信、社会教育への貢献を目的としている。他方、協会員はほとんどが零細農民であり、遺跡保全や博物館管理運営の知識・技術に乏しく、予算不足により専門職の雇用も難しい状況である。そこで、博物館運営委員会の文化財の保護管理やイベントの企画運営、広報の能力向上を目的に隊員の要請に至った。隊員には、地域の子どもらをはじめ住民に対して遺跡に関する理解・関心の向上を促進するための教育活動も期待されている。2013年以降2019年まで、学芸員等の隊員が3代にわたって、展示の改善や広報の充実などに取り組んできているが、まだまだ向上の余地があり、委員会が自立できることを目指し、広範囲に渡る積極的な支援が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.地元の小学校や地域住民に対する、クントゥル・ワシ遺跡や博物館に対する理解・関心向上のための教育支援
2.クントゥル・ワシ遺跡博物館の観光支援のためのイベントの企画運営
3.博物館で販売している土産物品の企画販売
4.近郊の町を訪問し、教育活動を行うための調整業務
5.収蔵品の温度・湿度管理
6.運営委員会メンバーに対する、ワード・エクセル・インターネットなどパソコン基本操作や、書類・写真のデジタル化の指導
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、他事務用品
4)配属先同僚及び活動対象者
博物館運営委員会メンバー(農家など・30~60歳代・男女計10名程度)
協会員約100名ほか地域住民(子どもから大人まで)
博物館のアドバイザー(考古学者・50歳代・男性)
カハマルカ文化支部職員(考古学者・30歳代・女性) など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:考古学者らとのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:日本人調査団等への対応のため
[汎用経験]:
・青少年を対象とした活動経験(2年以上)
・グループ活動や組織運営の経験
[参考情報]:
・学芸員の資格がない場合、大卒は必須。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(5~23℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居は博物館前の宿舎となる予定。
・毎年7月~10月頃に、日本人調査団の訪問あり。