要請番号(JL32724A05)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
アンカシュ文化支局 ウィルカワイン遺跡展示室
3)任地( アンカシュ州ワラス市インデペンデンシア区 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ペルー中部のワラス市内北東部にあるウィルカワイン遺跡は、900から1100年のプレ・インカ時代のワリ文化のものとされる、泥モルタルや石を用いた3階建ての霊廟である。1919年にフリオ・セサル・テジョ氏により発見され、調査・発掘が行われた。1975年から観光客の受入を開始、2006年には、鉱山会社および国立文化研究所の協力を得て、イチックウィルカワイン遺跡(※)の調査を行うと共に、遺跡から出土された陶器などを展示する目的で、ウィルカワイン遺跡に展示ホールを建設した。2023年の訪問者数は8,000人程度。
(※)配属先から800m離れた場所に位置し、15の墳墓が発見された遺跡である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、アンカシュ文化支局が管轄している遺跡の一つで、現在は遺跡展示室の責任者がチケット販売や訪問者へのガイド、教育活動など幅広く担当している。地域社会や訪問者とのつながりを深め、遺跡で行う様々なイベント参加者を増加させるために、地域住民、特に子ども達への教育活動を活発化し、遺跡への理解を深めていきたいとしている。そこで、教育活動のサポートやイベントの企画運営などの支援を求めて隊員の要請がなされた。活動は本遺跡展示室にとどまらず、アンカシュ文化支局が管轄しているワラス市内もしくは近郊にある遺跡との協働も想定されている。少数精鋭の職場につき、学芸員としての活動以外にも、観光客増加のための宣伝活動をはじめ多岐にわたる活動への積極的な関わりが求められる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.地元の小学校や地域住民に対する教育活動の支援
2.ワークショップやイベントの企画・運営・実施
3.知名度を上げるための広報活動や、訪問者数を増やすための宣伝活動、
4.遺跡および展示室を改善するための、インフォグラフィックの提案など
5.1~4の活動について、アンカシュ文化支局が管轄している他遺跡との活動
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC(共有)、教育活動用資料
4)配属先同僚及び活動対象者
ウィルカワイン遺跡展示室責任者(30歳代、男性)
アンカシュ文化支局職員(考古学者、男性)
観光客、近隣の小中学校児童、地域住民など
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚らとのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:即戦力が求められるため
[汎用経験]:
・青少年を対象とした活動経験(2年以上)
・地域社会を対象とする活動の経験
[参考情報]:
・考古学や博物館学に関する知識があると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(6~26℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居は原則ホームステイとする。
・活動対象として、イチックウィルカワイン遺跡、プマカヤン遺跡、ワウリャック遺跡等アンカシュ文化支局が管轄する近郊遺跡も含む。