要請番号(JL42419B02)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
パレスチナ難民局
3)任地( ジェラシュ・スフ ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のパレスチナ難民局(DPA)は、長年パレスチナ難民としてヨルダンに居住している人々に対する支援の監督・調整を行っている行政機関である。国際機関である国連難民救済事業機関(UNRWA)は実施機関として、パレスチナ難民の教育や福祉、保健衛生など生活向上のための直接的支援を行っている。JICAはDPA経由でUNRWAに隊員を派遣しており、彼らは難民居住地域や市内に点在するUNRWAが運営する学校(約170校)で活動している。2019年5月時点では、音楽、体育隊員がそれぞれ1名活動中であり、今年度中に更に7名が赴任予定である。予定される配属校は1968年に設置された難民居住地にある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ヨルダン国内のパレスチナ難民の小中学校は、慢性的な予算不足により学校教育は進学試験の対象である主要科目に重点を置かざるを得ず、美術の教科は専任教員数が絶対的に不足して授業自体が実施されていない学校もある。授業が実施されていても美術を担当する教員の意欲や技能不足により、授業が適切に行われていないところが多い。隊員はUNRWAの学校で現地教員が担当する美術授業を補佐するとともに、授業内容改善のためのアイデアの提供や助言を行う。また、創造性を養うための美術が模写で終わる傾向があるため、校内美術展覧会等を企画・開催して、学校関係者や家族の美術教育についての理解促進を図る。グループ活動として、他の美術隊員と協力して、教員対象のワークショップや、複数校の生徒が参加する合同展覧会を企画・実施して、現地教員の技能や指導法の向上を図るとともに、生徒の健全な情操育成を促進する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 現地教員のアシスタント教師として、美術の授業を補佐しながら指導スキルの向上を目指す。
2. 校内美術展などのイベントを通じて、関係者に対して美術教育の理解促進を図る。
3. 本邦開催の各種図画コンテスト等へ参加協力する。
4. 配属校での活動に余裕があれば、他の美術隊員やUNRWA関係者と協力してワークショップや合同展覧会を企画・実施する。また、UNRWAの学校で活動する他分野(音楽、体育)隊員が実施する、音楽会や運動会などのイベントを可能な範囲で支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。教材等作成にノートパソコンを持参した方が良い。
4)配属先同僚及び活動対象者
UNRWA教科総括主任(男性・大卒・40代)
学校長(男性・大卒・60歳)
学校;教師(男性・25-40代)
男性生徒(8-10年生;日本の中学校に相当・生徒数40-50人)
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(美術))
[性別]:(男性) 備考:男子校で指導するため
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒のため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験ある教師を補佐するため
[参考情報]:
・小学校での図工指導経験が望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)