【配属機関概要】

3）任地（ アンマン ） JICA事務所の所在地（ アンマン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は肢体不自由を主とした知的障害を伴わない障害児または軽度知的障害児に対して教育及び治療を目的とし、1992年に設立された。現在、4歳～16歳の約50名の児童・生徒が通学しており、幼稚園部門と1～10学年のクラスで構成されている。公立校の1階部分を使用しており、英語、数学といった一般クラス、特別支援クラス及び理学・作業療法や言語療法によるリハビリテーションを提供している。母体である脳性麻痺センターは同じアンマン市内にあり、医療、症状評価、各種療法を実施しており、ヨルダン最大の脳性麻痺センターとして機能している。2019年からコロナ禍以前まで理学療法士と障害児・者支援の隊員が活動していた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

アンマンにあるセンターは国内最大の脳性麻痺専門施設であるものの、実践経験が豊富な作業療法士や理学療法士は常に不足している状態である。また、コロナ禍においては予算不足から人員削減を行い、さらに人員不足となってしまったが、改めて脳性麻痺児童のためのサービスを向上させることを目指し今回の要請となった。アンマン市内にあるセンターには作業療法士、理学療法士共に常駐しているが、隊員配属先となる特別支援学校には現在そのどちらも不在である。母体となるセンター所属の作業療法士と連携を取りながら活動を行っていく。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

具体的、詳細な活動内容は、赴任後に配属先長やカウンターパートとの相談の上、決定する。
1.脳性麻痺の児童・生徒を対象に作業療法を提供する。
2.センターの作業療法士と技術や経験・知見について意見交換を行い、必要に応じて助言・アドバイスも行う。
3.ニーズに応じて作業療法に必要なツールの改良や開発を行う。
4.夏休み等の長期休暇期間中は市内の別地域にあるセンターに通う児童・生徒への対応を行う場合もある。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

基礎的なリハビリ機材、ペグさし・プットイン等の自立課題、ツール

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先長
同僚教師10名(うち特別支援教師1名)
(センター側の作業療法士、理学療法士 いずれも5年以上の経験者)
活動対象者:学校児童生徒約50名、センター通所児童生徒約5～10名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・障害者を対象とした活動経験

【地域概況】

【特記事項】

同じ配属先からは同時期に「障害児・者支援」職種の要請も出されており、派遣時期が重なる場合は他の隊員と協力して活動することとなる。