【配属機関概要】

3）任地（ ペトラ ） JICA事務所の所在地（ アンマン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は地域社会・経済の活性化や地域文化・観光振興を目的として2009年に設立された独立行政機関。5名の理事委員会は当国首相により指名される。ペトラ開発特区の行政全般を担っており、主な業務はペトラ地域の統治監督、観光開発、環境保護、経済活性化への投資環境整備、遺跡修復・保護に対する包括的な指針策定、新たな遺跡の評価及び観光化など、多岐に及ぶ。日本の無償資金協力「ペトラ博物館建設計画」によって建設された新博物館は同配属先によって運営されている。2024年5月まで1名の海外協力隊員(観光)が活動を行う予定であり、本要請は2代目となる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ヨルダンの観光業はGDPの約13%を占める主要産業であり、経済不振に苦しむ同国では雇用創出の牽引役として観光セクターへの期待も高い。日本政府はヨルダンの観光業の更なる発展を目的として、2014年に「ペトラ博物館建設計画」の無償資金協力を決定した。その後、技術協力プロジェクトや専門家による支援を通じ、2019年4月にペトラ博物館が開館した。開館を契機に、当国を代表する観光資源に相応しい地域として、関係者、住民を巻き込んだ啓発活動が求められている。博物館では今後国内外から教育機関の見学の増加も見込まれ、教育目的展示物の開発や受け入れプログラムの企画が必要となっている。このような背景から隊員による支援が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と連携・協働しながら以下の活動を行う。
1.配属先同僚スタッフと協力して、観光プロモーションやイベントを企画・実施する。
2.既存の観光関連のリーフレット、地図、ホームページ、SNSなどの見直しを実施する。
3.近隣の学校を訪問し、観光資源について、子供達の認知向上と意識啓発のためのプログラムを実施する。
4.可能であれば他の観光隊員と協力し、複数都市間におけるコラボイベント等を企画・実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
配属先長 (男性、50代)、博物館学芸員 (男女、30～40代、複数名)
【活動対象者】
地元の小中学校、NGO、博物館学芸員、ギャラリースタッフ

【資格条件等】

[参考情報]：

　・「観光マーケティング・プロモーションの知識・経験」があると良い。

【地域概況】

【特記事項】

配属先での活動においては当地防衛令によりコロナワクチン接種が条件となっているため、未接種での配属は不可。