要請番号(JL42423A05)
募集終了
3代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ヨルダンオリンピック委員会
2)配属機関名(日本語)
ヨルダン水泳連盟
3)任地( アンマン ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はヨルダン・オリンピック委員会に属している組織で、ヨルダンにおける水泳の普及と水泳技術の向上を目指している。主な事業内容はナショナルチームの管理と選手の強化、国内にある6つのスイミング・クラブに対する技術支援、連携促進、水泳コーチや審判の育成、組織強化と運営資金の確保などがある。事務系、技術系を含めたスタッフ総数13名、水泳選手約360名、2022年の年間予算は約2,200万円となっている。強化活動により東京オリンピック2020にはヨルダンから選手2名(男・女)が出場した。またユース世代でも年齢別でのアラブチャンピオンやアラブレコード保持者も出てきている。2023年2月現在、2代目の協力隊員が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は首都アンマンで、毎日2-3名のコーチが約20名(男女14-21歳)のナショナルチーム選手の指導を行っている。この他、地方都市でもコーチ1名により指導が行われている。特にユース世代ではアラブ選手権で優秀な成績をおさめる選手が台頭してきており、また、2022年にブダペストで開催された世界水泳でも、ヨルダンの選手として初めて世界大会レベルで準決勝に進出するなど、確実にチームは強化されてきている。コーチ陣は知識経験は豊富である(大学の体育学部卒業)が、より実践的、効果的な練習メニュー策定等、最新の指導法を取り入れていく必要がある。隊員には、ナショナルチームのコーチと協力し、選手の技術や能力を向上させ、世界レベルで通用する選手を育成するとともに、スイミングクラブの巡回指導などを通じた水泳の裾野を広げる活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先指導者と協力し、以下の活動を行う
1.ナショナルチームの選手に対する水泳指導を行う。
2.効果的な練習プログラムをコーチ陣と協力して作成し、実施する。
3.コーチングクリニック等を開催して、最新の指導法などを共有し、コーチ育成をはかる。
4.アンマンを拠点に地方のスイミングクラブのコーチ、選手に対する巡回指導を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プール(夏:屋外、50メートル、10レーン、冬:屋内、25メートル、6レーン)、ジム(ウエイトリフティング、トレッドミルなど)
4)配属先同僚及び活動対象者
会長(男性、50代)
連盟スタッフ若干名(事務員、施設管理修繕要員など)
水泳コーチ2名
男性、50代、指導経験15-20年
女性、30代、指導経験5-10年
コンディショニングコーチ1名
ナショナルチーム選手約20名
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(JSPO公認コーチ2(旧上級指導員))
[性別]:(男性) 備考:指導者や選手の大半が男性のため
[学歴]:(大卒) 備考:高度な専門性が必要とされるため
[経験]:(指導経験)5年以上 備考:代表選手に対する指導であるため
[参考情報]:
・「基礎水泳指導員」等の資格保持者が望ましい
・全国大会等での上位入賞経験者が望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先での活動においては当地防衛令によりコロナワクチン接種が条件となっているため、未接種での配属は不可。コロナ禍における政府の感染防止対策の一環として、プールが利用停止になる等、連盟の活動を停止した期間があった。