2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL42424B08)
募集終了

国名
ヨルダン
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

社会開発省

2)配属機関名(日本語)

ペトラ特別支援教育協会
NGO

3)任地( ペトラ ) JICA事務所の所在地( アンマン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

世界遺産ペトラ遺跡を擁する街の郊外にある障害児通所施設。施設は社会開発省直下の総合デイサービスセンターである。土地と建物の管理、運営はペトラ特別支援教育協会が担っている。軽度~中程度の知的障害児10数名が、市内から施設のバスを利用し通所している。同じ障害レベルの子同士でクラス分けがされており、学校部門には5つの教室がある。施設内では、早期介入プログラム、外部へはアウトリーチチームが週5家庭ほど訪問、CBRサービスの拡充も行っている。同協会は市内にも別の施設を持っており、言語聴覚士による聴覚検査及び言語療法他、多様な障害者への対応等、多くのサービスを提供している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同協会は、JICAが実施中のペトラ観光プロジェクトにインクルーシブツーリズムのアドバイザーとして関わっており、JICA海外協力隊についても関心を持ち、通所施設への支援として隊員要請に至った。現在施設で提供している授業、サービスは、社会開発省から提示されている一般的な内容のカリキュラムを、施設でカスタマイズしたものである。年齢や障害の程度に合わせて、社会的スキルや自立、コミュニケーションスキルなどを習得するためのプログラムが設けられている。国の取り組みとしてインクルーシブ教育が推進され、主に軽度の障害児は公立学校へ通うことが多くなったため通所児童は少なくなっているが、個別のケースに対しより良いサービス提供が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.子どもたちに対して、隊員の経験を元にした音楽、図工、スポーツ等のレクリエーションを提供する。
2. 同僚に対し、新しい知識や技術を共有する他、教育ツールの制作など、日々の活動、デモンストレーションを通して教育環境の整備を提案する。
3. 可能であれば、他の隊員と協力し、障害児支援の啓発または有効なアクティビティに関するワークショップを企画・実施する。実施の際には現地の同僚と共に行い、アクティビティを通して新たなアイディアの共有の場となれば尚良い。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

文房具、理学療法および作業療法に使用する各種リハビリ機材、おもちゃ等

4)配属先同僚及び活動対象者

活動施設:配属先長(40代女性)、特別教育教師5-6名、心理士、理学療法士、その他スタッフ
市内の協会:協会長(50代男性)、言語聴覚士など

活動対象者:主に知的障害児(男女6歳~20歳未満)

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:同僚はすべて女性

[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒のため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務が求められるため

[汎用経験]:

 ・障害者を対象とした活動経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現地職員と共に働く過程を通した改善が期待されており、現地職員に対する指導者ではなく同僚としての活動が求められている。主な活動先は郊外の通所施設だが、配属先には言語聴覚士がいる市内の施設などもあるため隊員の経験やスキル、意向により幅広い活動が可能。