要請番号(JL42425A09)

・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
社会開発省
2)配属機関名(日本語)
アカバ特別支援教育総合センター
3)任地( アカバ ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2011年に設立された社会開発省傘下の障害児通所施設である。早期介入クラス(4~12才:軽~中程度の知的障害児、自閉症児含む)、職業訓練クラス(13~20才)の他、施設外から通う身体障害児に対し、理学療法などのサービスを提供している。その他、施設長と特別支援教育の専門家が障害や発達についてのアセスメントのための心理検査を行っている他、言語聴覚士による聴覚検査及び言語療法、または発達障害への対応等、様々な機能が集約された施設である。2025年8月から障害児者支援隊員(3代目)が派遣される予定。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、施設で提供している授業は、社会開発省から提示されている一般的な内容のカリキュラムを施設でカスタマイズしたものである。年齢や障害の程度に合わせて、社会的スキルや自立、コミュニケーションスキルなどを習得するためのプログラムを設けている。作業療法と理学療法に関しては、2025年現在理学療法士は2名施設で働いているものの、作業療法士は不在である。雇用をするための努力をしているもののヨルダン全土で作業療法士は賃金の良い湾岸諸国へ行ってしまうという現実がある。今回の要請では、理学療法士や特別支援の職員と協力し、彼らに基礎的な作業療法、子どもへの接し方について知識や経験の共有をしてほしいというニーズに基づいている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.通所してくる児童、生徒に対して、他の理学療法士や同僚教諭と一緒に作業療法面からサービス提供を行う。
2.必要に応じて作業療法に必要なツールの改良や開発を行う。
3.必要に応じて、アウトリーチのチームに同行し地域住民へのサービス提供に関してアドバイスを行う。
4.施設全体に対して、隊員の経験に基づいたアイディアや手法を共有する。
5.同分野の他の隊員と協力し、施設のニーズにもとづいたワークショップやアクティビティを実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
基本的なリハビリ機材、ペグ差し、プットイン等の器具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長(女性/40代)/特別支援教師 6名(女性/20代~30代)/幼児教育教師2名(女性)/SW1名(女性)/理学療法士 2名(男女)、特別教育専門家、言語聴覚士、栄養士、心理学者、IQテスト専門家各1名
活動対象者:
知的障害児・者:4歳~12歳20名前後/13歳~20歳15名ほど
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒であるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力として活動するため
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(10~50℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地職員と共に働く過程を通した改善が期待されており、職員に対する指導者ではなく同僚職員としての活動が求められている。