【配属機関概要】

3）任地（ ボルグエルアラブ ） JICA事務所の所在地（ カイロ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

教育省事業管理部(PMU=Project Management Unit)は教育省職員とJICA専門家で構成され、JICA技術協力プロジェクト「学びの質向上のための環境整備プロジェクト」(2017年～2021年2月)、現在は「特別活動(特活)を中心とした日本式教育モデル発展・普及プロジェクト」(特活プロジェクト)を実施し、特別活動を含む日本的な教育実践の普及を図っている。プロジェクトでは2018年9月にエジプト日本学校(EJS=Egyptian Japanese School)を開校させた。2025年2月現在、55校が開校され、幼稚園生と小学1～6年生、中学1年生が在籍している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

エジプトでは美術教科のカリキュラムは策定されているが、優先度は低く、また指導できる教員も限られているため指導要領通りに実施されていないケースがほとんどで、学校ごとに実施内容が異なる。道具は一通り揃っているが、十分な授業時間の確保が課題となっているなど、日本とは異なる環境下にある。隊員には授業の実践支援や、全国的に活用できる授業モデルやパッケージつくりの支援などが期待されている。現地教員と相談しながら創意工夫して、子どもの豊かな心を育てる指導モデルを作っていくことが期待され、本要請が提出された。なお、上記配属機関概要に記載の特活プロジェクトとの連携や近隣のEJSを含む公立学校への巡回指導も期待されている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

美術・図画工作科目等の活性化を目的に、現地教員らと協力して主に以下の活動に取り組む。
1.子どもが主体となる授業の事例や、効果的な授業方法などの共有
2.日本文化紹介や展示会等、イベントの企画・実施
3.PMUと協働して、全国で活用できる授業モデルや、教材・資料等の作成
4.特活プロジェクトとの情報交換や連携
5.EJSで活動する他隊員達との協働

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

1クラス35-40名分の個別机、図工教材、スマートボードなど

4）配属先同僚及び活動対象者

【教育・技術教育省/PMU】
・アドバイザー(50代、女性)、職員約50名

【EJSボルグエルアラブ2】(2025年2月時点)
・生徒数:256名
・学年:年中、年長、小1～6、中1
(毎年10月に1学年繰り上がる) ※最高学年高3まで

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

着任後に事業概要オリエンテーションを行う。
プロジェクト概要