2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46918A10)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

セフロ県保健支局

3)任地( セフロ県セフロ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+車 で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は県内1か所の県病院と、15か所の保健センター(6か所の分娩施設付保健センター含む)及び簡易診療所を管轄している。地域保健はSRES(地域保健担当部署)が、母子保健や地域保健、巡回診療などを担当している。同県は、2002-2003年に無償資金協力「地方村落妊産婦ケア改善計画」、2004-2007年には「モロッコ地方村落妊産婦ケア改善計画」があり、保健人材の育成及び保健教育の改善が行われ、また、機材供与、医療関係者の本邦研修、専門家派遣などが行われた。
2007年から助産師のJICAボランティアが4代に渡って派遣されていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

保健省は2007年から医療サービスの質コンクールを開始し、2013年には病院、保健センター、産科病棟、等複数部門において保健医療サービスの質に関するコンクールを行うことで、同サービスの質の向上を目指している。JICAは2009年からきれいな病院プロジェクトを開始し、本邦研修やJV派遣を通じて5S-KAIZEN-TQMアプローチによる医療サービスの質の向上に関する支援を行った。
同支局には2007年から助産師のJICAボランティアが4代に渡って派遣されており、前任者は母親学級の普及に取り組む傍ら、5S-KAIZENの概念の定着・普及に取り組んだことが高く評価され、今後は業務環境改善を目的とした活動を期待されており、後任の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県内保健センター又は県病院にて以下の活動を行う。身体への侵襲行為は行わない。赴任後の状況にもよるが、1.2を優先的に行い、余力やニーズに応じて3.4にも取り組む。
1. 病院・保健センターの業務環境改善やスタッフの業務方法の改善、カルテなどの情報の整理整頓、患者に提供するサービスの改善等に関し助言・提言
2. 支局、病院、保健センタースタッフ対象の5S-KAIZEN-TQMに関する指導
3.県内保健センターで実施される母親学級の定着と質の向上とフォローアップ
4.母親学級未実施施設での普及

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

啓発用教材(DVD、紙芝居、ガイドブック等)

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長
SRES医師長
母子保健/周産期担当官
家族計画担当官、その他保健行政官
病院助産師・看護師
保健センタースタッフ(医師、看護師、助産師)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(女性) 備考:対象者の殆どが女性のため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~35 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。5Sという言葉にこだわらず、現地に適応可能な活動を展開することが期待される。モロッコの医療従事者は日本とは考え方が異なるため、背景を理解する姿勢が求められる。