2019年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46919B06)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G236 家政・生活改善
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

家族・連帯・平等・社会開発省

2)配属機関名(日本語)

国民共済事業団 セタット県支局

3)任地( セタット ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

モロッコ国民共済事業団における職業訓練事業では、現地NPOと共に学業中退者をはじめとする、経済的・社会的に困難な状況に置かれている青年たちを対象に職業訓練と実習を通して、社会的に自立するための支援を行っている。研修にかかる費用などは同事業団で負担している。
配属先は県内の研修センターを管轄しており、各コースの学生に対し技術指導及び研修先の紹介を行っている。生徒の数は各コースとも入学時で25名程度だが、様々な理由により退学する学生も少なくない。過去にKOICAボランティア受入れ実績はあるが、JICA海外協力隊の派遣は初となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコは堅調な経済成長を続ける一方で地方部は、若年層の高い失業率や、都市部と地方部の社会経済的な格差といった課題がある。そのため、安定した経済成長を図るため、産業振興の基盤拡大を必要としている。
県内の職業訓練センターには情報技術、料理、裁縫、美容、自動車整備、電気等のコースがある。配属先は訓練生が就職支援にかかる必要技術を身に付けるため、講義内容の充実化を図るべく、裁縫コースと料理コースで学生への指導及び講師への講義内容の改善に携わるJICA海外協力隊の派遣が要請された。
同団体では十分な予算を確保できないことや、十分な教育を受けてきていない訓練生が多いことから、料理コースでは製菓を中心に指導しており、裁縫コースでは衣類の基礎的な製作技術の指導をしている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県内にある訓練センターの裁縫コース・料理コースの授業を担当講師と行う予定。研修センター授業内容の充実を図り、講師及び学生の技術レベル向上を目的に次の活動を同僚と共に行う予定。
1)裁縫コース、料理コースの講師補佐役として料理および裁縫の技術向上のための助言指導を行う。
2)現地にとって新しいメニュー、デザインの提言を行う。
3)カリキュラムの見直し、教材作成を行う。
4)学習環境の充実化を行う。
5)可能な範囲で、学生の進路開拓支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ミシン12台(JUKI等)、電子レンジ、オーブン、コンロ、冷蔵庫

4)配属先同僚及び活動対象者

支局長(男性・40代)
講師(女性・30~50代)
生徒(女性15~30歳、約30名)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

[参考情報]:

 ・料理または裁縫の実務経験3年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

対象となる学生は社会的に困難を抱えた青年たちが多く、配属先の予算は十分に無いため、柔軟かつ根気強い姿勢が求められる。講義は製菓指導や裁縫の基礎技術等、基礎的な内容が中心となる予定。