要請番号(JL46922A20)
募集終了
2代目
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連帯・社会統合・家族省
2)配属機関名(日本語)
国民共済事業団 タンジェ・アシラ県支局
3)任地( タンジェ・アシラ県タンジェ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国民共済事業団は、生活困窮者やDV被害を受けている女性、孤児、高齢者、障がい者など、社会生活を送るうえで困難を抱える人々の保護や支援をとおして、裨益者の地域社会への再参加、ならびに生活の自立・再建を促すことを目的に設立された公的事業団体である。その事業の柱の一つである職業訓練は、学業中退者や経済的事情等により教育を受けられなかった若者や女性を対象に、地域NPOと連携して職業訓練の場を提供し、就労に移行させるための技術指導を行っている。配属先の県支局は、県内に複数ヶ所ある職業訓練校を統括管理しており、2020年3月までJICA海外協力隊のPCインストラクターが活動していた。過去にKOICAボランティアの受け入れ実績もある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モロッコは堅調な経済成長を続ける一方で、都市部と農村部の社会的・経済的な格差、とりわけ地方では若年層の高い失業率といった課題を抱えている。このような就労機会の差を是正するべく、同事業団では各種職業訓練コースを提供し、知識・技術の習得を促す事業が進められてきた。同支局には2019年1月からJICA海外協力隊のPCインストラクターの初代隊員が派遣され、県内複数個所の職業訓練校にて技術指導を実施しており、2020年3月に避難一時帰国後も、ビデオ会議を通じて授業運営に積極的に携わり、その活動は高い評価を得ている。タンジェでの情報技術コースへのニーズは高く、クラス増設の必要性も検討されており、引き続き職業訓練校での指導が求められたことから、後任が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
県内にある訓練校(1~2校)の同僚と共に次の活動を行う。
1. ワード、エクセル、パワーポイントの操作、メンテナンス、PC設定等の指導
2. 講師に対する授業内容の改善の提案
3. 必要に応じてカリキュラムの見直しや、教材作成
4. 訓練生のドロップアウトを防ぐためのモチベーション喚起やフォローアップ
5. 可能な範囲で訓練生への進路開拓支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC8~10台(Windows7/10)、ホワイトボード
PC台数や機種、OS、その他設備は訓練校によって異なる
4)配属先同僚及び活動対象者
県支局長(男性/40代)
職業訓練校講師 1~2名(男女/20~30代)
訓練生 30名 1クラス15人前後(男女/主に18~25歳)
訓練校により講師・訓練生の数は異なる
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
フランス語(レベル:D)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(ITレベル1以上(ITパスポート等))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験をもとにした助言が求められる
[参考情報]:
・パソコンの組み立て経験があるとなおよい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
PCの設定環境や講義資料はフランス語であるが、講義は主に現地語(モロッコ方言アラビア語)で行われる。コミュニケーションにおいてフランス語を苦手とする訓練生も少なくないため、隊員は赴任後に現地語の研修を受講する。