要請番号(JL46922B22)
募集終了
1代目
・2023/2 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・就学前教育・スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
サフィ県教育局
3)任地( サフィ県サフィ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サフィ県教育局は県内の就学前、初等および中等教育機関(県内の小学校135校、中学校36校、高等学校18校、そのうちサフィ市内に小学校41校、中学校15校、高等学校14校)の運営全般に関する監督機関であり、運営指導、カリキュラムの策定、教育統計の作成、教職員の人事管理や研修等を行っている。「教務課」「学校環境・指導課」「計画・学区課」「総務・財務課」「人的資源管理課」「建設・施設・整備課」「法務・パートナーシップ・広報課」「情報処理センター」「研修センター」の9の課とセンターからなり、138名の職員が在籍している。県局管内の小学校の障害児(通級指導)教室数は18教室(そのうちサフィ市内に16教室)、障害の程度が軽度~中度の主に発達障害と知的障害の児童を対象としている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国民教育省は、「教育の機会均等」を優先課題の1つとして掲げており、障害のある人々の教育へのアクセスと特別な配慮を推し進めている。同省はユニセフの協力を得て2019年に「インクルーシブ教育国家プログラム」をスタートさせ、新しいシステムの構築に向けて動き出したところである。サフィ県内においては、ごく軽度の児童を通常学級で受け入れることはあるが(通常学級での受入については県支局委員会又は学校が判断)、現状においては障害児教室(10~15名の児童、1名の教員。介護者を付けて授業を受ける児童もいる)で授業を行っている。障害児教室には国民教育省の教員が配置されているが、教育の質の改善、そして今後のインクルーシブ教育のシステム構築に向けた取り組みを強化するため今回の要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
市内の公立小学校に設置された障害児(通級支援)教室、障害のある児童が在籍する通常教室にて以下の活動を行う。また、配属機関との協議の上、民間の組織が運営する障害児施設へのアプローチも必要に応じて行う。
1. 児童の個々の発達段階や障害の程度に応じた授業(算数・図工・音楽・体育等)の実施、定着。
2. 障害児(通級支援)教室の教員に対する助言と指導。
3. 通常学級の教員に対する障害児の受入に関する助言と指導。
4. 管轄内の障害児(通級支援)教室や施設の関係者に対する講習会の実施支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、黒板、知育玩具
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】 教務課の課長(男性・50代)およびインクルーシブ教育担当(男性・40代)
【活動先同僚/活動対象者】 障害児(通級指導)教室、通常学級の教員、関係する民間組織の関係者
【活動対象者】 軽度~中度の知的障害、肢体不自由等の児童(小学1年~6年、6歳~13歳ぐらい)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員等への助言を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・当国の障害児教育の歴史は浅く、考え方など日本とは異なることもあり、状況を理解しながら柔軟な活動が求められる。
・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。