要請番号(JL46923B05)
募集終了
4代目
・2024/2 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・社会保障省
2)配属機関名(日本語)
エルジャディダ県保健支局
3)任地( エルジャディダ県エルジャディダ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同配属先は県内複数の保健センター(分娩施設付保健センター含む)ならびに簡易診療所を管轄しており、母子保健分野に関しては妊婦健診、母親学級、家族計画などリプロダクティブヘルス全般の相談、乳幼児の予防接種などを業務として行っている。また村落部へは巡回診察を行い、妊産婦への保健サービスの普及を図っている。各保健センターでは妊婦健診プログラムの一環として母親学級を実施することになっているが、新型コロナウイルス感染症の拡大により一時中断後、徐々に再開がなされているところである。モロッコでは現在保健・医療体制の強化が喫緊の課題であり、保健計画2025の中に母子保健プログラムの強化も含まれている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モロッコにおいて、JICAはこれまで無償資金協力「地方村落妊産婦ケア改善」による産科関連医療施設、技術協力プロジェクト、国内研修を中心とした保健人材の育成に重点を置いた協力を行ってきた。同省では2009年より妊婦の知識向上を図るため母親学級の全国展開を進めており、同支局には2016年8月から助産師隊員が2代にわたって派遣され、コロナ禍後2021年に3代目隊員が赴任し、中断や縮小していた母親学級の再開支援に関わるべく各地の保健センターを巡回している。歴代隊員による母親学級の実施や講習会、教材作成等の支援活動は配属先から高く評価されており、引き続き母親学級の再開普及と定着にかかる支援が必要であるとして、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
県保健支局のSRES(地域保健、巡回診療等の業務を担当する部署)に所属し、母子保健担当者と協力しながら、以下の活動を行う。
1. 県内保健センターの母親学級の実施状況追跡調査、提言、質の向上を図る。
2. 母親学級が実施されていない保健センターでの普及と定着を図る。
3. 産前・産後健診の質の向上を図る。
4. 母子保健サービスの改善に向けた支援を行う。
5. 保健医療現場の環境整備の啓発活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
啓発用教材(紙芝居、母子手帳、普及ガイド等)
4)配属先同僚及び活動対象者
県支局長(男性)
SRES(地域保健担当課)の課長をはじめ 30~50代の職員 約16名
家族計画担当官(女性)
母子保健/周産期担当官(女性)
各保健センタースタッフ(医師、助産師、看護師)
妊産褥婦
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[参考情報]:
・外来経験、母親学級の実務経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。活動現場では現地語の使用も多いため、赴任後に現地語(モロッコ方言アラビア語)の語学研修を行う。