2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46924A09)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G236 家政・生活改善
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

連帯・社会統合・家族省

2)配属機関名(日本語)

国民共済事業団 メクネス県支局

3)任地( メクネス県メクネス市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国民共済事業団は国民生活の安定と社会振興のため、学業中退者をはじめとする生活困窮者、経済的・社会的に困難な状況に置かれている女性、高齢者、孤児、障がい者の保護や支援をとおして、地域社会への再参加、ならびに生活の自立・再建を促すことを目的に設立された公的事業団体である。その事業の柱の一つである職業訓練は、学業中退者や経済的事情等により教育を受けられなかった若者や女性を対象に、地域NPOと連携し、就労に移行させるための技術指導を行っている。同支局は県内複数ヶ所の職業訓練センターを統括管理しており、訓練分野には情報技術、料理、裁縫、美容、自動車整備、電気設備などのコースがある。過去にKOICAボランティア受け入れ実績がある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコは堅調な経済成長を続ける一方で、都市部と農村部の社会的・経済的な格差、とりわけ地方では若年層の高い失業率といった課題を抱えている。そのため安定した生活と経済成長を図るため、産業振興の基盤拡大を必要としている。同支局では裁縫と料理のコースで隊員派遣を要請しており、隊員は講義や実習を補佐し、担当講師と協力しながらコースの質の向上に取り組むことが求められている。同事業団では十分な予算を確保できないことや、訓練生の教育レベルのばらつきも課題となっている。前任者は料理コースにて日本料理に限らずモロッコ人にも受け入れられやすいよう幅広くアジア料理の提案をして講座を実施。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県内にある職業訓練センター(1~3か所)の裁縫コースと料理コースの担当講師とともに以下の活動を行う。
1. 裁縫コース、料理コースの講師補佐役として裁縫・料理技術向上のための助言・指導
2. 必要に応じてカリキュラムの見直し、教材の作成
3. 新しいデザインやメニューの提案
4. 学習環境の整備
5. 可能な範囲で訓練生への進路開拓支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ミシン10台(JUKI等)、電子レンジ、オーブン、コンロ、冷蔵庫
活動するセンターによって使用する機材は異なる

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先責任者・同僚】
支局長(男性/40代)、職業訓練センター調整役(女性/40代)
【活動先同僚】
各職業訓練センター講師(女性/30代~50代) 1~2名
【活動対象者】訓練生(女性/主に15~30歳) 約30名
講師・訓練生の数はセンターによって異なる

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:女性を対象としたコースのため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:訓練生・同僚への指導が必要

[参考情報]:

 ・料理と裁縫の学習経験合計3年以上

 ・料理、裁縫双方の学習経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

コミュニケーションにおいてフランス語を苦手とする訓練生も少なくないため、訓練センターでの講義・実習の多くは現地語(モロッコ方言アラビア語)が用いられている。隊員は赴任後に現地語研修を受講し、最低限基本的なやりとりができるようになることが求められる。