2018年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL47218A17)
募集終了

国名
スーダン
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ハルツーム州保健省

2)配属機関名(日本語)

オンドルマン産科病院

3)任地( ハルツーム州オンドルマン ) JICA事務所の所在地( ハルツーム )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1957年に開設されたスーダンで最古の産科病院である。年間の分娩件数は37,000件、出生数は約40,000人。産科、婦人科、ICU、新生児集中治療室(NICU)、手術室、分娩室、緊急外来、ラボ、薬局を備えている。病床数は約200。オンドルマン地区だけでなく、国内の各地から移送されてくるケースも多く、常時定員を超えている。同病院は、2010年からJICAの支援によって5S活動に取り組んできた実績があり、現在実施中のJICAの技術協力プロジェクト「プライマリーヘルス拡大支援プロジェクト」においても、5S-KAIZEN活動の対象病院となっている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同病院の分娩件数は年間37,000件を超えるため、分娩室や待機室は常に定員を大幅に上回る状態であり、院内および分娩時の衛生管理が行き届いていないという問題がある。また、妊娠中の体重管理、栄養管理、感染症予防など、妊婦への指導は行っているものの、内容および回数共に十分とは言いがたく、産前産後の保健指導や未熟児のケア等についても改善が必要があることからボランティアの派遣が要請された。5S-KAIZEN活動については、過去に保健省所属のJICA専門家がスタッフを対象とした研修を実施した。また、本邦研修に参加した担当者が、病院内での業務改善、環境改善に取り組む意欲が高いため、院内での5S-KAIZEN活動を進めるにあたり、ボランティアが協働しつつ支援することが期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 同僚助産師に対し、分娩時の衛生管理や院内感染予防について助言を行い、知識・技術の向上をめざす。
2. NICUの看護師に対し、医療機器(特に人工呼吸器、CPAP装置)に関する正しい知識や使用方法を指導し、新生児のケアや急変時の救急処置に関する助言を行う。
3. 妊婦に対する産前産後の衛生、栄養指導を行う。
4. 各部署(特にラボラトリー)のKAIZEN担当と協力し、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)推進を支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

人工呼吸器、CPAP装置、インファントウォーマー、インファントインキュベーター、体重計、シリンジポンプ

4)配属先同僚及び活動対象者

管理副部長 女性 50代 経験30年、公衆衛生、病院管理専門
看護・助産師長 女性 40代 経験20年
医師 約50人、20-50代
助産師65人、女性、20-50代
看護師80人、女性、20-50代

5)活動使用言語

アラビア語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づく指導が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(10~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

スーダン政府側との医療行為にかかる締結ができていないため、患者への医療行為は行わないこととしている。