要請番号(JL47519B07)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
雇用・職業訓練省
2)配属機関名(日本語)
ラグレット服飾職業訓練センター(CSFH)
3)任地( チュニス県ラグレット市 ) JICA事務所の所在地( チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.4 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2001年に設立された職業訓練庁(ATFP)傘下の服飾に特化した職業訓練センター。3種の異なる技術者国家資格が取得出来る履修コースに分かれており、衣服製造技術、品質管理、スタイリスト、デザイナー、工場用縫製などの7つの学科がある。履修期間は、2年半。訓練は基本的にセンター内の授業と外部提携の企業・工場内実習とが約半分ずつ行われている、現在、277名(女子生徒)の学生を抱えており、年間予算は約6000万円。2013~15年まで服飾デザインの初代SVが派遣された、また、2016年には、外務省の草の根無償資金協力の供与により、機材(パターン製作機器や裁断機、ボディなど)が供与されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
チュニジアには、全国に約130の職業訓練庁(ATFP)傘下の職業訓練センターがあり、同配属先もその一つ。うち、服飾に特化した訓練センターは、全国に6校のみである。同国における繊維・衣服業は、機械・電気機器業に次ぐ。第2の主要輸出産業(輸出高)で、国内には2000以上の大・中小企業があり、20万人以上の従事者がいる。特に、欧州企業の被服製造を多く担っている。その様な状況下、配属先は、同分野人材育成のために訓練を実施しており、上述初代SVが、デザイナー養成科を中心に、技術力の高い人材育成を目指して指導にあたった。具体的には、デザイン・パターンの指導、ピンワークを用いたトワール組立て技術やドレーピング技術などである。加えて、ショーの開催やコンクールへの出品についても指導を実施した。同活動を継続し、生徒の技術力向上を支援するために同要請が挙げられた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.デザイン科の生徒や講師を中心に、主にパターン(ドレーピング、オートクチュール技術など)に係る指導や助言を行なう。
2.同科の同僚教員の授業を技術的に補佐する。
3.展示会やファッションショー企画・開催などの技術支援を行う。
4.草の根無償資金協力により供与された機材の使用方法にかかる指導(ボディを使ってのドレーピング技術など)やアドバイスを実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
JUKIBrotherなどの工業用ミシン、裁断機、パターン製作機器、ボディ(計44体)など。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先センター長:男性1名、50代、大卒技術士
センター全講師:約40名、男女、大卒技術士
同職種同僚講師:30代、女性
学生:約300名、17から35歳程度、女性8割
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:指導対象者に合わせて
[学歴]:(専門学校卒)家政 備考:活動対象者に合わせて
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地においては、仏語も通用するが一般的に口語においてはアラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。