要請番号(JL47522A08)
募集終了
・2023/1 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
ナブール公立音楽学校
3)任地( ナブール県ナブール市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1996年に設立された文化省管轄下の音楽学校である。青少年の豊かな情緒や芸術的感性を育むことを目的とし、6~25歳の生徒を対象にアラビア及び西洋音楽のソルフェージュ、音楽理論、楽器(ピアノやバイオリン、ギター等、西洋楽器及びアラビア民族楽器)の指導を行っている。全国には13の公立音楽学校が設置されており、本配属先はその一つである。生徒数は約400名。年間予算は約400万円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の初等教育カリキュラムには音楽の授業が組み込まれている。しかしながら、実際には、ほとんどの学校に楽器が設置されておらず、授業は教科書を用いた座学のみの不十分な内容になっている。そのため、楽器演奏等、実践的な音楽教育を望む生徒たちの多くは、放課後の時間帯を活用し、配属先のような音楽学校に週1回程度通い、レッスンを受けている。配属先の技術・指導レベルは、日本で言うところの初級者から中級者を対象とした音楽教室レベルである。バイオリン科には2名の教師が在籍しており、生徒約80名に対し、演奏技術を指導している。配属先には、過去に海外協力隊員が派遣されており、同科生徒に対して個人レッスンを中心とした活動を行っていた。係る活動が評価され、今後も引き続き配属先の音楽教育水準向上への期待から、今般の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと協力し、以下の活動を行う。
① バイオリン科生徒の各々の技術レベルに合わせた日常的な演奏技術の指導をする。
② 楽器の専攻選択前の1年目の生徒に対してバイオリン演奏入門クラスの実施・運営を行う。
③ 配属先が開催する音楽コンサートや発表会等に向けた演奏技術の指導を行う。
④ 同僚の音楽教育及び指導力の向上を目指したセミナーやワークショップの企画・実施を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
バイオリン用レッスン室、バイオリン、ピアノ、キーボード
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
学院長:30代
バイオリン科教師:男性2名
活動対象者
バイオリン科生徒:約80名
専攻選択前(1年目)の生徒:約40名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要望に基づく
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・バイオリン演奏経験10年以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(10~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当国においては、フランス語も使用されるが、口語においては、一般にアラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。