【配属機関概要】

3）任地（ モナスティール県モナスティール市 ） JICA事務所の所在地（ チュニス県チュニス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、観光専門職研修機関(AFMT)管轄で、1987年に創立された観光業に特化した専門学校である。同種の専門学校は、チュニジア全土に8つあり、同配属先は、チュニジア中部のリゾート観光地モナスティール市に位置する。同校には、料理、レストランー・バー、製菓、フロア/ランドリーなどの学科があり、2年で修了する。学生の多くは、敷地内で寮生活をしている。年間予算は、約1120万円。過去に料理SVが短期間、およびKOICA(韓国)隊員が活動していた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

チュニジアにおいては、観光業はGDPの約8%を占め、経済の最も重要な産業の一つで、2019年には約950万人の観光客を受け入れている。その中で、同配属先が位置するモナスティール市は、海岸沿いの地中海ビーチリゾートとしてヨーロッパ人に人気の観光地であり、大型リゾートホテルなどが50棟ほど立ち並び、その一角に配属先も位置している。新型コロナウイルス感染拡大により、チュニジアの経済を支える観光業は大きな打撃を受けたものの、2022年はコロナ以前の水準まで(1月-10月 540万人)観光客数が回復してきている。しかし、ホテルサービスの質については依然として課題が多い。配属先は、その向上を目指しており、また日本的なホスピタリティに関する指導も期待されて本要請が上げられた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

主に受付、レストラン部門にて顧客サービスについて、各専門科の講師と協力しながら活動を行う。

1.教員と知識や技術を共有し指導内容や指導方法の助言を行う。
2.教員の参考になるよう必要に応じて模範授業を行う。
3.ホテル業務で使用する簡単な日本語指導の活動も期待されている。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室(ほぼ全ての教室に電子ホワイトボード設置)、各種実習室、実習用レストラン、視聴覚室など

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
学校長 (男性50代)、教員(専門科教員の他、英語、仏語、IT)26名
活動対象者
学生:18歳～23歳 約150名 (男女比率 男性60% 女性40%)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・ホテル・レストランサービスに関する知識・経験があるとよい

【地域概況】

【特記事項】

生活・活動は基本フランス語使用となるが、活動については高い英語能力があれば、英語でも可能。