要請番号(JL47524B01)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化省
2)配属機関名(日本語)
スファックス公立ダンス・音楽学院
3)任地( スファックス県スファックス市 ) JICA事務所の所在地( チュニス県チュニス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1961年に設立された文化省管轄下の公立ダンス・音楽学院である。青少年の豊かな情緒や芸術的感性を育むことを目的とし、6~18歳の生徒を対象にアラビア及び西洋音楽のソルフェージュ、音楽理論、楽器(ピアノやヴァイオリン、ギター等、 西洋楽器及びアラビア民族楽器)演奏の指導を行っている。全国には24の公立音楽学校・学院が設置されており、本配属先もその1つである。年間予算は約500万円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の初等教育カリキュラムには音楽の授業が組み込まれている。しかしながら、ほとんどの学校には楽器が設置されておらず、授業はもっぱら教科書による座学のみといった不十分な内容になっている。そのため楽器演奏等の実践的な音楽教育を望む生徒たちの多くは、放課後の時間帯を活用し、本配属先のような音楽学校・学院に週1~2回程度通い、レッスンを受けている。生徒は、概ね「音楽教室に通う初級者から中級者」くらいのレベルである。今般、配属先からは生徒からの需要が高い楽器であるピアノあるいはヴァイオリンを指導する隊員の派遣を期待し、要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと協力し、以下の活動を行う。
①ピアノ科またはヴァイオリン科の生徒の個々の演奏技術レベルに合わせた指導を行う。
②配属先が企画するコンサートや発表会等の実施支援を行う。
③同僚と知見や経験を共有し合い、ピアノあるいはヴァイオリンの体系的な演奏指導体制の構築について取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、個人用レッスン室、多目的室、レッスン用アップライトピアノ、※ヴァイオリンの場合、隊員自身の楽器は持参あるいは現地購入。
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】施設長:50代、男性
常勤講師:18名、うちヴァイオリン科は3名、ピアノ科は4名、20代後半~30代後半。ほか非常勤講師等
【活動対象者】
全生徒数:約800名、うちピアノ科は約220名、ヴァイオリン科は約110名、6~18歳、男女比はほぼ同数
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要請に基づく
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・ピアノの指導経験
・弦楽器の指導経験
[参考情報]:
・ピアノの演奏経験10年以上/必ず または
・ヴァイオリンの演奏経験10年以上/必ず
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(6~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地においてはフランス語も通用するが、一般的に口語においては、アラビア語チュニジア方言が使われている。なお、正則アラビア語とアラビア語チュニジア方言には隔たりがある。着任後は、アラビア語チュニジア方言の現地語学訓練を実施する。