要請番号(JL50619B28)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
女性子ども青少年政策省
2)配属機関名(日本語)
サラム子どもの村 (SCV)
NGO
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
現地NGO法人であるSCVは、孤児や貧困家庭に暮らす子どもたちがよりよい生活を獲得し、社会的・身体的・心理的に自立することを目標に1986年にエチオピア人女性によって設立された。アディスアベバ市内に2つのビレッジを開設し、孤児に対して家族モデル施設での生活の場を提供しているほか、孤児だけでなく周辺のコミュニティーに暮らす貧困家庭の子どもや青少年をも対象とし、教育や職業訓練の機会を与えている。主にスイスからの支援を軸として事業を展開しているが、2015年には日本も外務省の草の根・人間の安全保障無償資金協力スキーム内で女性が縫製技術を習得するための職業訓練センターを建設した経緯がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
SCVが運営するビレッジにはそれぞれ12の家族モデル施設が開設されており、各世帯母親、ケアギバー含め約14名で家族が構成されている。孤児や家庭崩壊などの理由からビレッジで保護されている子どもの数は全体で約150名、4歳~16歳までは家族モデル施設にて、16歳以上の少女はガールズホームにて生活をしている。SCVはソーシャルワーカー(SW)を配置し、これらの子どもたちへの心理サポートとして、日常的にプレイセラピー、カウンセリング、ケースマネジメント、必要に応じて家庭訪問や関係機関へのリファーを実施している。また、SWは各家庭の母親、ケアギバーの管理も任されている。一定の知識や経験を積んでいるSWではあるものの、上記業務をこなすにあたり実践能力が不足していることを自覚しており、自らの問題を明確化するとともにSWとしての技術力向上を希望し、所属団体にJICA海外協力隊の要請を申し出た。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
NGOスタッフの一員として、以下の活動を行う。
1.SWへのインタビューを通し、不足している知識や実践力を洗い出す。
2.SW、母親役、ケアギバーに対し研修を実施し、子どもにへのサポートにかかるノウハウを伝授する。
3.セラピー、カウンセリング、ケースマネジメント、家庭訪問、リフェラル、ケアテイカー管理などの実際の現場でSWの実践力を評価する。
4.SW、ケアギバーとともにビレッジの子どもたちの状態を管理し、適切な措置をとる。
5.カウンセリングルームの管理システムを整備する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィス、机・いす、文房具、事務所備品、団体車両
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚および活動対象者
・プロジェクトコーディネーター(40代女性、大卒)
・ソーシャルワーカー2名(20代女性、大卒)
・ビレッジに暮らす子ども約150名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(社会福祉士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:要請内容遂行上必要になる
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導経験があれば尚よし
[参考情報]:
・社会福祉学もしくは心理学専攻が望ましい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・「カウンセリングルームの管理システムの整備」で想定される内容は、文書管理、備品の整理、管理表の作成など。
・生活使用言語は「アムハラ語」となる。
・水道は平均週に2日程度断水。・電気は毎日平均3時間程度停電。