要請番号(JL50622B11)
募集終了
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ネサネット・ブラハン小学校
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都アディスアベバのキルコスサブシティにある公立小学校。生徒数約720名、理科教師数は8名。エチオピアの小学校はGrade1~Grade8の8年制(小学校1年~中学校2年に相当)で概ね7~14歳の生徒が在籍しており、Grade6までは授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられ、Grade7からは英語が使用されている。理科の授業は、Grade6までは1科目、Grade7~8では物理・化学・生物に分かれて実施されている。同校へのJICA海外協力隊の派遣は今回が初めてとなる。同校附属の幼稚園からは幼児教育隊員の要請も出されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピア政府の教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかしながら教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。配属先でも薬品・器具の不足や教員・ラボテクニシャンの経験不足などから理科(特に物理と化学)の実験・観察が効果的に実施できていないことが課題となっている。隊員には、現地教員に対する研修会の実施や身近な材料を使った教材の作成など、実践的な理科授業への支援が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚を対象に下記の内容を取り入れた研修会を実施する。
・薬品・器具の取り扱い方
・実験や観察を取り入れた指導方法
・現地で入手可能な材料を使用した実験・観察の工夫
2.小学校高学年~中学校2年生に相当する生徒を対象にし、同僚とともに積極的に実験や観察を取り入れた授業を行う。特に物理・化学においての協力が期待されている。
3.実験や観察を取り入れた授業のマニュアル作成
4.可能ならば算数やICT教育への支援活動
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理科実験室、薬品(数や種類は少ない)、器具:試験管、フラスコ、ビーカー、電流計、人体模型など(数は少ない)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長:男性40代
同僚:ラボテクニシャン1名(20代 女性、大卒)
同僚教員(理科教員):7名(20~30代 大卒または院卒)男性4、女性3名
活動対象者:Grade5~8(小学校高学年~中学校2年生に相当)の生徒:約40人/クラス、各学年2~3クラス
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:配属先の希望による
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
[参考情報]:
・物理か化学分野の教員経験2年以上
・算数・ICT教育の経験があるとよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
エチオピアの小学校ではGrade1~6はアムハラ語、Grade7~8は英語を使って授業を行うため、活動使用言語もそれに準ずる。
生活使用言語はアムハラ語となる。アムハラ語は現地到着後、現地訓練にて学習。
水道は安定しており、電気は毎日1時間程度停電。