要請番号(JL50624A16)
募集終了
・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
メカネ・ヒウォット小学校
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、首都にある公立小学校。生徒数は1,300名で、教員数は74名。エチオピアの小学校は、Grade1~8までの8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)。Grade6までの授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられ、Grade7からは英語が使用されている。8年生では、初等教育終了認定試験が行われる。2022年度から理科のカリキュラムが変更になり、物理・化学・生物で担当が分かれていたものが統合され、一人の理科教師が3科目全てを教えるようになった。しかし、依然として理論中心の授業が主流であり、実験や観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題の1つとなっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピア政府の教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかしながら教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。配属先には一定の薬品・器具が揃っているが、教員の経験不足やカリキュラム変更の影響もあり教科書に載っている実験・観察が十分に実施できておらず、生徒の理科に対する理解度が低いことが課題となっている。そこで隊員には、現地教員による生徒中心の理科授業の実施や理科実験室の有効活用方法の提案などを通して生徒の理科に対する理解度を高める活動が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は、同僚教師と共に以下の活動に取組む。
1.Grade6~8(日本の小学校6年生~中学校2年生に相当)の生徒に対し、理科実験・観察を取り入れた実践的な授業を行う。
2,実験室、薬品および実験器具等の整備と管理を行う。
3.現地で入手可能な材料を利用した理科実験や教材を紹介する。
4.他の小学校に派遣されている隊員と連携し、現地理科教員の教え方の向上を目指す。
5.必要に応じて周辺校の巡回指導やワークショップを実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
3つの理科実験室、基本的な実験器具(試験管、試験管立て、ビーカー、三角フラスコ、、メスフラスコ、薬品など)、顕微鏡、てんびん、電流計、電圧計、人体模型、コンピュータ、壁掛けチャート(生物、化学等)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
Grade6~8担当の理科教員:10名。女性3名、男性7名。
学歴は、大卒。年齢は、20代中心。教員経験年数は、2~8年程度。
活動対象者:Grade6~8の生徒約420名
1クラス45~50名程度。Grade6~8まで合わせて9クラス。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識を必要とするため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
エチオピアの小学校ではGrade1~6はアムハラ語、Grade7~8は英語を使って授業を行うため、活動使用言語もそれに準ずる。生活使用言語はアムハラ語となる。アムハラ語は現地到着後、現地訓練にて学習。水道は安定しており、電気は毎日1時間程度停電。同敷地内の幼稚園からも幼児教育の要請が出ている。