要請番号(JL51223A08)
募集終了
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
食糧・農業省
2)配属機関名(日本語)
ガーナ灌漑開発公社 ウェタ事務所
3)任地( ボルタ州ケトゥノース郡アヴァラビ ) JICA事務所の所在地( アクラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国内に22ヵ所ある灌漑公社の地方事務所のひとつで、職員数4人。プリパとアガリダムを水源とした灌漑設備の維持管理に加え、水利組合・農家への支援を行っている。幹線道路から近い農村地域に位置し、住民の多くは農業に従事。約1万haの対象地域には約1,000の稲作農家がある。同地域がJICAの技術協力プロジェクト「ガーナ稲作生産向上プロジェクト(GRIP)」(2022.3~2027.2)の主要サイトとなっていることから、配属先はJICA事業への理解が深い。GRIPはJICAグローバルアジェンダ「アフリカ稲作振興(CARD)」における取り組みのひとつでもある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ガーナでは人口増加や食生活の変化などによりコメの消費量が年々増加し、国内生産が追いつかない状況である。そのため、食糧安全保障および外貨確保の観点から、国産米の生産増加と安定的供給が政策上の重要課題となっている(SDGs2)。対象地域ではダムを水源とした灌漑設備が整備されているが、老朽化が激しくその維持・管理が課題となっている。このような状況において、水利組合による自律的な水路維持・管理(清掃など)活動を支援するため隊員が要請された。同時に、農家の生活向上のための販路拡大・高付加価値化、灌漑開発公社本部含め各所関係機関との連携強化、JICAが進めるアフリカ稲作振興のための共同体(CARD)の取組みなど、多面的な取り組みが期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先が管轄する地域の水利組合の設立・強化に向けて、配属先同僚、水利組合、農家と一緒に以下の活動を行う。
1.水利組合の管理運営能力強化(組合費の管理、記録、水路定期清掃など)を支援する
2.給水・灌漑設備の点検を支援する
3.水利組合・農民自身によるコメの販路開拓(市場調査、中間業者との関係構築など)を支援する
4.現地に根ざせる日本の農業・事例紹介を研修などを通じて実施する
5.任地にある課題を抽出し、解決のために関係機関・JICA事業と緩やかな連携をしながら配属先を巻き込んだ活動を実施する
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、机、椅子、水利組合設立にかかるガイドライン、水利組合能力強化にかかるマニュアルなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長 男性50代
配属先職員・農業普及員 3名(30~40代男性)
主な活動対象者:水利組合、地域農家など(英語を話さない人も多い)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:生活環境のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・地域開発や地域活性化の知識や経験
・フィールドワーク(現地調査、研究)経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
不定期な停電、断水がある。生活使用言語はエウェ語。赴任後に現地語訓練を実施する。
将来国際協力の農業分野で活躍を目指す方が経験を積むことができる案件。
ガーナ稲作生産向上プロジェクト(GRIP)