要請番号(JL51224B12)
募集終了
・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ガーナ保健サービス マンポン市保健局
3)任地( アシャンティ州マンポン市 ) JICA事務所の所在地( アクラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ガーナ保健サービスは保健省直轄の保健政策実施機関である。配属先は5つの亜郡を管轄し、地域全体の保健・医療にかかる様々な事業の運営と管理を行っている。公衆衛生、栄養、感染管理、健康促進、保健統計、管理部門から成り、隊員は公衆衛生部門に所属し主に保健師と助産師とともに活動を行う。同部門は地域の母子保健(妊婦健診・乳幼児健診等)に関する活動の調整、モニタリング、助言や、各保健施設からの情報収集、データ集計等を実施している。ガーナではJICAの技術協力プロジェクトが開発・導入に携わった「統合版母子手帳」が導入されている。JICA海外協力隊員の派遣実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ガーナではすべての妊婦が妊婦健診を受診することになっているが、妊娠第1期の健診受診率は63%に留まっている(2022年)。任地においても、妊娠中のマラリア、その他の感染対策、栄養アドバイス等が行き届いていない状況があり、妊婦健診の重要性を啓発し、妊娠初期からの受診を促す必要がある。さらに、限られた人員で実施する乳幼児健診での栄養カウンセリング、子どもの成長記録の正しい記入と見方の説明にも課題があるが、保健スタッフへの研修機会は十分ではない。そのため、隊員には妊婦・乳幼児健診に参加し、現場での工夫・助言が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の助産師、保健師や保健施設スタッフとともに以下の活動を行う。
1. 地域保健施設、コミュニティ、家庭などを巡回し、妊婦健診受診を促す啓発活動を支援する。
2. 妊婦健診等で助産師とともに活動し、母子手帳を活用しながら妊婦に対して妊娠中の過ごし方やリスク(感染対策・貧血予防等)について啓発する。
3. 妊婦健診、乳幼児健診に参加し、栄養カウンセリングの工夫・成長記録の記入や見方についての助言を行う。
4. 可能な範囲で両親を対象とした産前クラスの実施を支援する。
5. その他、配属先が求める活動を配属先スタッフと共に実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先事務所にある事務機器、PC、プリンター、体重計、血圧計等基礎的な医療器材
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
局長(男性、50代)、保健師、栄養士
感染症対策担当、薬剤師、保健統計担当など13名
活動対象者:妊婦(約4,800人)、乳幼児等(約24,000人)
病院数2、ヘルスセンタ―数7
地域保健施設2
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(保健師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同様の学歴が求められる
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づいた支援が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
ガーナ政府との取極めにより、身体への侵襲行為は実施しない。
生活使用言語は主にチュイ語、赴任後に現地語訓練を実施する。
停電は不定期に起こるが、通常1日未満で復旧する。断水は数日間に及ぶ場合がある。