【配属機関概要】

3）任地（ イースタン州アブアクア・サウス市キビ ） JICA事務所の所在地（ アクラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ バス で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は日本の教育委員会に相当する機関で、管轄地域の学校運営、年間計画、 教職員の人事管理や研修実施など学校教育全般にかかる運営・管理を行っている。管轄下の小中学校78校。隊員は人材・研修課に所属し、主にSchool Health Education Program(SHEP)コーディネーターと呼ばれ、市内の学校を巡回し児童・生徒の健康教育、感染症予防・対策、学校環境衛生推進を行う、学校保健担当者とともに活動する。2024年6月にイースタン州では同市を含む9つの市郡の各4校に環境保持・衛生活動を目的とした学校保健クラブが設置されている。2024年9月現在コミュニティ開発隊員が活動中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先のある地域は豊かな森林で知られていたが、近年違法な金の採掘や樹木の伐採などによる健康への悪影響、環境の悪化が問題となっている。そこで将来を担う若者に対する環境保持と健康意識の向上を推進する取り組みとして、モデル校に学校保健クラブが結成された。各学校は環境、健康、衛生のテーマに沿った活動を選択し推進している。学校保健クラブは新たな取り組みであることから、その活動の推進と活性化の支援のため隊員要請に至った。配属先のあるイースタン州の州教育事務所には、JICAによる学校保健の本邦研修に参加した人材がおり隊員活動への理解も深い。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先および管轄下の小中学校のSHEPコーディネーターと一緒に以下の活動を行う。
1.管轄下の学校を巡回し、プラスチックリサイクル、ごみの分別、学校菜園や手洗い場のチェックなど環境衛生活動を行う。
2.児童・生徒を対象に、手洗い、衛生、病気予防、基本的な栄養やエクササイズなど健康に関する啓発活動を行う。
3.可能な範囲で、布ナプキンの紹介をはじめとした、月経衛生啓発を支援する。
4.その他、得意な分野で子どもたちの健康保持、増進に関わる活動を行う。
※過去の学校保健隊員が作成した、健康教育教材等の活用が可能。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

巡回先学校の設備(黒板、チョーク等)、パソコン、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先スタッフ: 44名
・SHEPコーディネーター(女性30代)
・女性生徒担当コーディネーター(女性50代)
活動対象:巡回先小中学校教員および児童生徒

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はチュイ語。赴任後に現地語学訓練を実施する。
停電は不定期に起こるが、通常1日未満で復旧する。断水は数日間に及ぶ場合がある。