要請番号(JL51224B20)
募集終了
・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
貿易産業省
2)配属機関名(日本語)
ガーナ企業庁 アゴナ ビジネス開発センター
3)任地( アシャンティ州セチェレ・サウス郡アゴナ ) JICA事務所の所在地( アクラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 7.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ビジネス開発センター(Business Advisory Centre/BAC)は中小・零細企業の振興を目的に設置された公的機関である。国内に約200か所の事業所を持ち、マーケティング、会計など基本ビジネススキルの指導、金融サービス(融資)や助成金制度へのアクセス支援などのコンサルティングサービスを提供している。管轄となるセチェレ・サウス郡における主要産業は農産物(米、野菜など)の生産・販売、綿織物(ケンテ)生産、理容業や洋服仕立てなどのサービス業で、大半は中小・零細企業である。行政に正式な事業登録を行っている企業のうち、現に活動しているのは500社程度。未登録の個人事業主等も多数存在する。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ガーナでは国内企業の約70%が中小企業であり、その生産性向上は喫緊の課題といえる。JICAでは2012年以降継続的にBACの能力強化を支援しており、2021年から5年間の予定で「カイゼンを用いた企業振興プロジェクト」を実施中。配属先はプロジェクトの活動対象のひとつとなっており、同所長は企業改善に関する本邦研修等にも参加している。配属先では管轄地域内の100程度の企業を対象にKAIZEN(業務改善)を含む経営指導を行っているが、企業活動の更なる活性化のためにはSNSマーケティングの活用が必要と分析しており、今回の隊員要請に至った。現状では地域内のみに限られている商圏を、近隣大都市であるクマシ、首都アクラ等にまで拡大していくことも期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
以下のような活動を通じ、管轄地域内の中小・零細企業の振興を図る。
・企業のITリテラシーを向上させ、インターネットやSNS、各種アプリ等の活用による生産性向上を支援する。
・SNS、ラジオなどの地元メディア、その他の広告チャネルを活用したマーケティングの強化を支援する。
・可能な範囲で、業務改善、金融リテラシーの向上など、企業の経営改善を支援する。
・公的な情報が英語のみで提供されることによる情報アクセス障壁の緩和に取り組む。
※対象企業は金融機関に口座を有さないことも多く、有料広告の利用は制限される可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先にはWindows PC、プリンタ等あり。
対象企業の多くはPCを所有していないため、スマートフォンを活用しての活動が想定される。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
所長(MBA、40代)、配属先同僚2名(大卒、30代)
(英語でのコミュニケーションに支障なし)
活動対象者:
地元の中小・零細企業(100社程度)の経営者、従業員
(英語を話さない方も多い)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚等とのバランス
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
生活使用言語は主にチュイ語。赴任後の現地語学訓練、および日常の努力を通じた現地語習得が望まれる。
停電は不定期に起こるが、通常1日未満で復旧する。断水は数日間に及ぶ場合がある。