【配属機関概要】

3）任地（ ボルタ州アングロガ郡アングロガ ） JICA事務所の所在地（ アクラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ガーナ教育サービス(Ghana Education Service)は、教育省傘下の教育行政機関であり、就学前教育、初等教育、中等教育、特別支援教育における指導監督、教員研修、人事管理のほか、年間計画、カリキュラム管理など、学校教育全般にわたる運営・管理を担っている。配属先となるアングロガ郡教育事務所は、幼稚園49校、小学校49校、中学校48校、高校4校を管轄している。同事務所が位置するボルタ州は、JICA技術協力プロジェクト「みんなの学校:コミュニティ参加型学習改善支援プロジェクト(フェーズ1)」の対象州である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ガーナでは、基礎教育の拡充に向けて様々な政策が実施され、基礎教育における就学率は着実に向上している一方で、教育の質や生徒の学習成果の改善が依然課題として残っている。こうした課題に対して、ガーナ政府はJICAと連携し、地方分権化に即した州・市・郡、学校レベルのマネジメント強化、学校運営におけるコミュニティの生産的な参画やコミュニティと学校の協働に向けた効果的なモデルの構築・普及に取り組んでいる。JICA海外協力隊には、上記JICA技術協力プロジェクト「みんなの学校」の活動を現場レベルでサポートすることで、コミュニティ協働型学校運営の強化や生徒児童の基礎学力向上に寄与することが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先スタッフ、学校運営委員会メンバー(校長、教員、保護者、地域住民の代表)、コミュニティリーダー(首長、長老、オピニオンリーダー等)と密に連携し、拠点校の小中学校にて以下の活動を行う。
1. 学校運営委員会の活動をモニタリングし、現状の把握と優先的に取り組むべき課題を抽出する。
2. 保護者やコミュニティへの啓発活動や算数補習授業の持続的な実施におけるサポートを行う。
3. 学校運営委員会による取り組みの好事例(グッドプラクティス)を関係者に広く共有する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

学校の設備(ホワイトボード、マーカー等)、JICA技術協力プロジェクトで作成したマニュアル・補助教材

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
配属先長(男性、50代、院卒)
研修担当(男性)
その他同僚(男女40名、高卒～院卒)

活動対象者:
小中学校関係者、学校運営員会、保護者、地域住民

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・地域社会を対象とする活動の経験

　・グループ活動や組織運営の経験

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はエウェ語。赴任後に現地語学訓練を実施する。
停電は不定期に起こるが、通常1日未満で復旧する。断水は数日間に及ぶ場合がある。