要請番号(JL51518A29)
募集終了
・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産・水産省
2)配属機関名(日本語)
ケリチョ カウンティ 農業・畜産・水産 事務所
3)任地( ケリチョ ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、2013年の地方分権化に伴い設置された、ケリチョカウンティ政府の農業・畜産・水産事務所である。同カウンティ事務所の管轄する6つのサブカウンティに関し農業政策の計画立案及び実施を行っている。主な目標は、管轄地域農家の収入向上である。ケリチョは標高2200メートルほどの山地を有し雨の多い地域である。独立前の英国植民地時代にプランテーションで茶の栽培が始められ、現在でも、茶(紅茶)と酪農(牛乳)が盛んな地域である。また、バナナやパイナップル等フルーツ生産も盛んであり、その知名度を上げるため、産品を使った一村一品運動に取り組んでいる。これまでにJICAボランティアの受け入れ実績は無い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先管轄内のキプケリオン地区では、酪農家をグループ化し、まとまった原乳生産量を確保し、乳・乳製品(加工食品)の加工を行っている。配属先からの援助で、酪農グループに原乳貯蔵用のクーラーを設置している。現在は原乳から牛乳、チーズ、ヨーグルト、ムルシ(伝統的なミルクを発酵させた飲み物)を生産している。作られた商品は、企画局(Kenya Bureau of Standards)に申請し、商品価格を決定した後に販売している。配属先からは、酪農家グループに属している農家の乳製品加工に関する知識と技術を高めたいとの希望があり、乳製品加工の生産性向上、より付加価値のある製品の開発支援に関するアドバイスができる人材を求めており、今回のボランティア要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に、酪農家グループに対する次の支援を行う。
1.乳製品製造者の調査。(現状把握・課題抽出)
2.乳製品(加工食品:チーズ、ヨーグルト等)の加工に関して、必要とされるアドバイスを行う。
3.原乳、乳・乳製品の衛生性(衛生的な取扱い)に関するアドバイスを行う。
4.可能な範囲で、酪農家を対象に搾乳量の生産性向上、家畜飼料の改善等のアドバイスを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、事務機器、酪農家グループのクーラー
4)配属先同僚及び活動対象者
チーフオフィサー1名、40代女性
農業ダイレクター1名、50代男性
アグリビジネスオフィサー1名、40代女性
酪農家グループ
5)活動使用言語
スワヒリ語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:知識が必要となるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実践技術と経験が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)